09年秋に終了したアニメ 2
プリンセスラバー
エロゲ原作とは思えないほどアクション要素が多く、また積極的に動きのあるアニメーションを作っていた。シナリオはテーマ設定がはっきりしており12話構成でしっかり終わらせていた。シリーズ終盤で登場した二人組の兵士(?)のキャラがよく立っていたが、どことなくジブリに登場しそうな人のいい悪者でした。レギュラーキャラの立ち位置も明快でキャラクターの書き分けもできている。温泉回の徹底した羽目外しも暴走っぷりも見どころだ。
戦場のヴァルキュリア
OPはこれが最優秀だと断言できる。脚本家をベテラン3人で回していたが単独のエピソードが数本あり、新聞記者の話なんか好きだった。前半はアリシアとウェルキンの関係を深めていくことを主軸に小隊員各々を掘り下げていきつつ作戦を成功に導く活劇もの。後半ヴァルキュリア人が出てからは戦車の出番も無いので作品の雰囲気が変わったような気がしたが、ラブストーリーとしていい感じに終わってた。そんな感じで恋愛要素も結構ありつつそれに留まらない戦争アニメとしてかなり評価できる。作画水準も良好。
ファントム
エロゲ原作で元からガンアクションなのでそれ以外の何物でもない。ただし派手な撃ち合いは見られず、ナイフでの戦い方に味があったくらいか。真下らしい音楽の使い方は従来通り。シナリオは24話構成で話は3つに分けられる。主人公の境遇がそれだけ変化するという故もあって11話と19話に2回の回想編をはさむことになった。話が滑り出すと面白くなったが始めのうちは退屈で4話冒頭のインパクトがこのアニメの最初の見どころだ。3部開始時にまた同じようなインパクトがあって、そういうサプライズをかなり狙った脚本。最終回はジェットマン見たような後味。
大正野球娘
大まかなあらすじは女子中学の生徒が男子中学生と野球をするべく奮起して最終回で決着をつけるというシンプルなもの。野球独特のアクションをしっかりとやっているが特に目立ったこともしていない。話の盛り上げ方がとてもニュートラルで特に最終回は「まだ到着しないのか」のパターン「必殺技が破られた」のパターンで堅実な作り。分かりやすいという点で万人向け。小梅が女優になる回の運び方やオチの見せ方も王道的だが笑えるものになっている。
絶望先生
第3期ということで以前と何も変わらず安心して見れた。あるあるネタと取っていいのか納得できる時事ネタを使ったギャグアニメ。後で見返した時にどれだけのネタが風化するのかわからないが、毎回の絶望先生絵描き歌に外れはなかった。続編なので特別言うことも無いな。
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