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April 02, 2013

2013年 3月 終了アニメの感想 その3

アニメの感想文を書くだけの簡単なブログです
3回目ともなると文章が適当になってくるかも

琴浦さん 4点 適度な笑いで緩ませて適度な感動で引き締める
バクマン3 4点 事件の起こし方と解決時の盛り上がりがよく出来てた
絶園のテンペスト 5点 人物配置と立場の移動が絶妙

絶園のテンペストは9話あたりまで退屈だったけど赤毛のポニテとの舌戦が始まってからは面白くなった。この舌戦が12話まで続くのだが、それまで赤毛の人がラスボスのような雰囲気だったのに、主人公勢が優位な立場に立ってくるにしたがってどんどんヘタレてくる様が爽快で、まるで逆転裁判を見ているようだった。

この1クールで主人公勢がかつての敵勢力と協力して話が進展するのも面白いし、主人公二人が別行動になる展開も個人的にヒット。この人物配置を1クールで準備した原作もすごいし構成もすごい。

この辺から一緒に行動するキャラが増えたこともあり、緩い雰囲気が増えて行くのも好きだった。姫様の無自覚な恋でひと騒ぎあったり、17話の恋人当て会議で盛大にふざけていたコメディ部分が、実は一番印象的だった。言ってみれば長く引っ張ってきた謎を解き明かすシーンがあの17話なのに、視聴者は誰が恋人か最初から分かっている訳で、どういう経緯でこいつは気が付くんだとずっと思っていた所での意表を突いた展開だったから強烈だったんだろう。

だから個人的には絶園の木に興味が向かなかったりした。どうもアニメでは語らなかった部分もあるみたいだし、そうしたことも良い方向に向いたんじゃなかろうか。それにしてもエンディングが綺麗で理想的な終わり方でした。あと紅生姜の心配がとても気が効いてて、やっぱりそんなところが好きだった。あとボンズらしく作画も良かった。

 

バクマンは2クールを3回も重ねてラストに向かっていただけあって、最終回自体は面白くなかったな。尺に余裕を取りすぎて。

それでも毎回起こる事件の発覚で編集部が騒いで何とか解決して服部さんが驚く。みたいなリアクションのやりとりは見てて飽きなかった。1期なんかもう1年か2年は前のことだから覚えてる自信はないけど、むしろ間が空いたから話の展開がテンプレ通りでも気にならなかったんだろうか。リアクションの幅ってそんなに無かった。とはいっても盛り上げるところでちゃんと盛り上げられてるから自然と盛り上がっちゃうような熱い話の連続だった。そのストーリーを生かしたのは展開の早さと次回への引きの素晴らさだろう。

エンディングはエピローグに1話全部使うくらい綺麗に終わって、劇中で何度もあったようにしっかり終わったなって感想。

 

琴浦さんの山場は連続暴行事件だったけど、あれで一応のテーマを描けてたし、室戸先輩は部長守ったし、部長の企みは無くなったし、モリタニさんはちゃんと振られたし、マナベ君がヒロインを守ったし、良い流れだったと思う。最後は親子の問題も手短に解決しちゃったし、コンパクトではあるけど作品としてちゃんと締めてくれたという感想です。原作でどうなってるのか知らないけど問題らしい問題は部長の恋の続きが気になるくらい。

キャラが少ない分だけメイン全員に焦点が当たっていて、モリタニさんはお爺さんがいじると面白い子といってたけど、あれはたぶんスタッフの気持ちなんだろうなってくらいモリタニさんはいじられて輝いてた。ああいうキャラの育ち方も珍しいよね。

ストーリー前半の話も20分枠で綺麗に終わっていた印象で、間の部分で主人公はお気楽なキャラを演じているんだけど内面がイケメンなので締めに入ると物語が綺麗に終わるっていう、演出の切り替え感覚が素直に入ってきた。

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