2013年 夏アニメ 最終回を迎えた感想 第2弾
最終回までみたアニメの感想です。
この段階になってから感想を書くと序盤中盤の記憶が薄れてることもあるのが困る。でも全部1クールか。
私がモテないのはどう考えてもおまえらが悪い!
てーきゅう2期
ガッチャマン クラウズ
わたモテ(全12話)
わたモテにあるある感を感じた私はマイナーな方の人間では無かった?
学園祭の話で懐かしくなった。
多少いいわけめいてるんだけど、学園祭の準備の時に手伝わないのって非協力的なのではなくて、仕事を振ってこないからなんだよって未だに思い返しては怒りを覚えている。そんでようやく回ってきた仕事をひたすら伸ばして時間稼ぎに利用するっていう。
こういうクラスで浮いた人の話を笑い話に仕立てながらも、決して周りの人間が疎外しているわけでもないっていうのは重要な部分で、本人ではなく視聴者がそれに気づく様な作りになっていた。学園祭の話でも演出で徹底して本人には知らせないんだけど、生徒会長が聖人で、嘘をつかれていても理由を察して優しく接してくれる。何かしら救いがあって希望がある話になっているので暗い話になっていない。
こういう単話制コメディだと、最終話が弱くなるものかもしれないけど、原作も連載中ということで実にイミフな終わり方だった。風が吹いてパンツを目撃したら欲情したのか知らんけどその場から逃げだして、特に絡みもしないのに友人が出てきて、部屋に籠って、1話の喪女のくだりをループしてEND。まとまってはいない。
他に思い出深いのが特殊ENDの多さ。そう考えると改めて11話の学際話いいな。1回しか見てないけど。
5話のEDは「にんげんっていいな」のパロ「夜のとばりよさようなら」。これがレベル高かった。映像面、音楽面、双方とも力を入れてきた。秀逸なのが音楽のジャンルのチョイスで、歌詞に使われている単語がひどいのにビブラートを聴かせた男性が高らかに歌い上げている。キャラソンでもないから、誰なんだよっていう感じもおかしかった。
主人公の交友が狭いからキャラ同士の絡みが作りにくそうだとは思っていたが、8話のゲストとしてくぎゅが出てきたのは良いアクセントだった。改めて考えるとほとんど主人公の独り言だったかも。レギュラー少ねえ。
てーきゅう2期(全12話)
1期のテイストそのままで満足。勢い任せなネタと2分という尺の相性で心地良い詰め込み感が味わえる。テニス部なのに話はテニスじゃなくて卓球とか野球とかボーリングと多岐に渡り、もはや単なるキャラクターものだけど、辛うじてテニスやろうとはしている。
2分ということで全部短発話なのかと思いきや、合宿とか野球は回を跨いでいたのが衝撃でした。流石に分けるんだと。
好きな話は1話のマーシャルアーツと、7話のこんどううどんこと、8話の借金取り比喩と、フランスパン比喩と、11話のドアを開けないのと、12話のボーリング場の改装。
原作者が「するめいか」の人だってあとから知ったけど、知識が広い割に若くて驚いた。
ガッチャマンクラウズ(全12話)
序盤から分かってはいたけど、バトルものではなかった。もう聞き飽きたかもしれないけど特にガッチャマンという名前に意味は無かった。それでもつまらないわけではなく、キャラクターはそれぞれキャッチーで楽しげ。直球めでネットワーク社会に対する問題意識を高めるストーリー。
クラウズっていうことで、ヒーローはガッチャマン5人とか6人ではなく、どこにでもいる人の集合体だったわけ。そういう人たちに呼び掛ける存在がガッチャマンとか累だったわけで、自衛隊とか首相とかそういう役職の人がヒーロー然として活躍する話も珍しくて面白かった。
ガッチャマンの方も回が進むごとに個別に変身していって、段階を踏んで能力がフィーチャーされていくのも良かった。7話ではマスコットだと思っていたパイマンまで変身して、かなり派手に動いて話を盛り上げた。
気になるのは最終回、ハジメが親に電話して、ED明けたらカッツェがまだいて、おしまい。
すごい説明不足な終わり方に見えたけど、11話の前半を総集編に割り当てといてそれかよって思う。ハジメがカッツェを殺さないと言っていたことから、ラスボス倒して終わりではないんだろうなとは思っていたけど、あれは共存とか共生ですか?やたら首元ばかりアップで映していて、あれ色が変わってるのは何かの意図だとは思うけど。何があってもボクはボクと言っていたけど融合ですか?あと意味深だったメッシーも何もなかったし、簡単には収まらない作品。
他人の不幸がカッツェの行動原理で、騒動を沈めたのが隣人愛じゃなくゲームのハイスコアの為という結局は自己愛に落ち着いた訳だが、それはどうなの。
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