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May 17, 2008

ガンダム本紹介1 お笑い機動戦士ガンダム

むしゃくしゃしてヤフオクで14件落札した。


えー・・92%はガンダムグッズです
その中で特に面白かったのが(注 まだ全部届いていない)「お笑い機動戦士ガンダム」という2002年発行の本である。

この本はタイトルでまず誤解してしまったのですが、ガンダムの研究本です。表紙にそう書いてあります。パラパラとめくってみると、ガンダム放送時の79年から1年ごとに起こった重要事項を毎2ページ使って解説しています。まだお笑いじゃありません。

で、次に出てくるのが科学考証というやつです。
ガンダムはリアルと呼ばれているがこんなのはお笑いだよ。というスタンスでツッコミを入れる。なるほどお笑いとはいえ嘲笑でしたか。

この本の趣旨は大体上のようにガンダム原理主義者の頬をはたく感じの指摘であります。特にモデラーを目の敵としており、シンナー系ガンダムファンという呼称さえ使っている。
かく言う私もモデラーの気持ちは分からない分、ガンダムで掘り下げるのはそこではないだろうという気持ちがある。

そういうメカニックな部分が特にアピールされた0083シンナー系ガンダムであるとしてバシバシ批判されています。よほど嫌いなんじゃないかこの人・・。(うp主はZZが相当嫌いという噂ですが、0083も作画しか褒めたくない。)

いわゆるところの”リアリティーがある”ことと”実際的である”ことには差異があるということ。そこの認識もなしに手放しで”ガンダムはリアルだからすごい”というようなのは見ていて辛い。逆もまた然りなんですけどね。つまりは劇として魅せているのだから演出だと割り切れないのか。アニメ相手に野暮なこと言ってるなと。

で、この著者がそういうことを分かっていないのかというと、結構な割合でビジネス面にも言及している。つまり製作側の事情も鑑みれるということですね。

そんなわけでこの著者とは気分が合ってまあ楽しく読めたのだけど、何分分量が少ない。実ページ180で本文は紙の上半分しか使っていない。ページ数足りないなら本を出すなと言いたい。なにより20ページもかけてオガンダムの説明をしているのにはお笑いだ。結構後半に出てくるもんだから水増しのようにも思える。

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