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February 02, 2009

ダブルオー17話というか長崎演出の感想

ダブルオーの16話と17話を見ました。

 

二機目のメメントモリにトランザムライザーのビームサーベル、エレベーター倒壊からモビルスーツ全員集合、そんで大佐死亡。とにかくすごい盛り上がりで、2本続けて見たせいかとても充実した内容に思えた。これはもう演出の長崎健司さんを意識せざるを得ない。

長崎さんは17話だけだけど。

前期から合わせて長崎さんは
13話聖者の帰還
18話
悪意の矛先
23話
世界を止めて
03話
アレルヤ奪還作戦
12話
宇宙で待ってる
17話
散りゆく光の中で

 の絵コンテと演出を担当されています。
あと1st24話の絵コンテの1/4と、2nd8話の絵コンテのみ。

 

こうして見ると1stの一番面白かった回しかやってないなという印象。
ただ、13話は大事な回だけど解決編だから話が動かなくて大人しかったかな。
刹那とグラハムが出会うシーンの駆け引きが良くて、このころのグラハムは良心的なキャラでいい味が出ていたのが、2期からはエゴを強化されすぎて出てくる意味を感じない。ちなみに終わりの方で刹那はMSを降りて生身をさらしているんだけど、ヘルメットのバイザーが透けてなくて面白いなーと思った。

 

18話は阿修羅を凌駕してしまった回。その前の12話のグラハムスペシャルもよかったけど、それはまた別の方の演出でした。18話は基地が襲撃されてから迎撃に向かうまでの一連のシークエンスとして頭に残っていて、シーンの流れが良かったんだろうなと思う。

 

23話はロックオンがお亡くなりになる回。ラストまであと2話残っているものの、ここが1期の沸点でした。やはり戦闘シーンが秀逸。その旨はブログにも残しているが、MS戦をやったあとで生身でも狙撃をして、ロックオン連呼。2話またいでたかもと思ったらこの1話で全部やってる。この人のコンテって内容詰め込んでる?

 

3話アレルヤ奪還作戦はプトレマイオスが海につっこんで水しぶきがうんぬん・・。
個人的な話、1期もそうだったけど最近は特に、月にまとめてでしか見てないからどれが3話かわかんね。
とにかくプトレマイオスが海に飛び込むのをスメラギとマネキンの知略対決みたいな見せ方をした回だったよな!

 

12話はオーライザーTUEEE回。戦闘回として派手に暴れてた。未だにちゃんとした説明を聞かないダブルオーの量子化現象が起こって、リボンズが驚愕、動揺をする。そんな演出が魅力的だった。そのあとルイスが妄想を肥大化させていく演出も面白かったね。演出面では作画的なものよりキャラクターの心情の流れに比重が乗っている。

 

今週の17話はみんなで戦う回。もうこれで人類が一つになって最終回でいいんじゃね?
ブシドーとの戦闘でセリフの端の息をカットして論争の激しさを演出する手法はギャグマンガ日和ぽくていいですね。あそこはキーワードだけ抜いてみるとターンエーでしたよ、みなさん。「あえていわせてもらおう」はテンドン。やはりブシドーにはつっこみが足らないのか。

それにしてもブログ冒頭に書いた粗筋的なもの、2話含めてのものだったけど、メメントモリ確認以外17話のものですね。スメラギがまさかって言ってカメラが宇宙にパンするところなんか好きだったんですが。

そうしてダブルオーがメメントモリぶったぎって、えっ壊しきれてない、続く。ってなるのがステレオタイプなんだけど続きを見せてくれた今回の脚本って特殊じゃないか?だってその後の処理もしたし、ハーキュリーの処理もして、スミルノフも殺させて次回に繋げた。って相当すごいよ。そう思うのはそれらの事象全てにピークを設けて展開として盛り上げているからでしょう。見ていてだれる暇がないという事。

 

最後にEDのコンテ演出も長崎健司さんがやっております。あのEDは好きで、朽ちてしまったという哀愁が奇麗な自然の中にある憎らしさを感じた。それと服だけでキャラクター関係を演出したりしちゃって。もう。

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