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April 29, 2011

不必要にナレーションが付いているという話。

youtubeで下手に飛ばされてフィギュアスケートの動画を見たんですよ。
で、それにいたく感動しまして。
いままで特に興味があった訳でもない、見ていても関心を持たなかったフィギュアになんで魅入られたのか。答えは簡単で、フィギュアスケートの映像だったからです。

意図せず飛ばされたのでどんな体裁だったかは定かではありませんが、外国の選手で音楽に合わせて演技をする選手というだけの動画でした。
何が言いたいのかというと、私たちが普段見ているTV番組で流れるフィギュアというのは競技中にぶつぶつ喋るじゃないですか。でもフィギュアというのは音楽と一体になったひとつの作品であるといえます。そこに音声で介入してくるとは何事か。
CDを買って欲しいからラジオでは音質を落として流したりするけど、TVで流れるフィギュアというのは劣化修正されたものだったのだ。
(画面に表示されるテロップも邪魔といえば邪魔です。または録画したアニメに地震速報が入ってると落ち込む。)
そして解説の入らないフィギュアの映像を見た時に、ようやく一つ作品として受け取ることができて、その完成度に目を奪われたという話でした。

たぶん私がスポーツ中継を嫌いな理由も実況が邪魔だからでしょう。
選手たちがいてそれを見てる第三者が何か言ってるのを私たちが見ているという関係性、距離感がなんかもう許せない。嫌な言い方をすればマインドコントロールですよ。一方的に見方を強制されているようなものですから。

で、最近のバラエティときたら。「黄金伝説」はナレーションの暴力。同じ音楽でノイローゼ。「お試しかっ」のナレーションの過度な主張。「ヘキサゴン」は『違います』の連呼がうるさい。いちいち言うな。「vs嵐」の明らかに隔離されたナレーションとの不調和の気持ち悪さ。
腹の立つことに家族がこれらの番組を毎週見るんですね。それで画面は見えずとも音声だけは入ってくる。だから音声についての文句ばかり出していますが、テロップ過多もそうですが、音声過多も最近のテレビの悪ではないかと思います。「志村動物園」のSEも相当うるさいですよ。一度試しに目を瞑って耳を傾けてみることを薦める。

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