« くさいものはいれる? | Main | Gジェネワールド »

August 30, 2011

ガンダムの燃料

ガンダムって何で動いてるの?
核融合炉です。もっと詳しく言うとミノフスキーイヨネスコ型核融合炉ね。

つまり電気ってことですか。それ燃料やない。動力源や。
重水素とかヘリウム3じゃなくて背中のノズルから出ているのは何なの?
連続稼働時間はどれほどあるの?

最近、原子炉という単語をよく耳にするような気がするのですが、核分裂と核融合は別の技術だということは今回のトピックでは無い。

ガンダムの駆動はもちろんジェネレーターである核融合炉からの発電で行われているけど、スラスターの噴射はどうしているの?電力は半永久的にもつとして推力の燃料は無くなるものだよね?

例えばガンダムの劇中ではビームライフルを撃ちすぎて弾切れになったことはあっても、推進剤が切れて動けなくなったことは無かった。もしくはそれを心配するシーンもなかったのではないか。ただ0083のサラミスなら推進剤が切れたシーンがあった。MSの中にはプロペラントタンクを装備しているものもあるので、そうした概念はもちろん持っている。

ガンダムセンチュリーによるとMSはドムが熱核ジェットエンジンで、他は全部化学燃料ロケットという記述があった。
・・というのは昔の話でMGの説明書にはガンダムにも熱核ロケットエンジンが積んであると書いてあった。これは熱核ジェットエンジンとのハイブリッドで、地上ではこちらに切り替えるらしい。PGの説明書によるとタキム社製のNC3型ジェネレーターのプラズマを熱源として推進剤を燃焼させているとのこと。

ということは結局燃料は何なの?
現代科学の常識的に水素という意見が多いようですけど、実際に水素とどこかに書いてありましたか?私には分かりません。何か別の未来的なものである可能性は残されている。

つい先日行われたキャラホビのトークショー。
ここで富野監督が言及したのは超電力によるイオンエンジン推進でした。はやぶさを受けてのことだったんですけど、こういうことを考える監督にはやっぱ敵わねえなって思う。結局、電力でロケットは飛ばせそうにないという結論でしたが。

 
 

ここから余談だけども
ガンダム世界の誤用としてアポジモーターに関することがあって
本来姿勢制御に使うのがスラスターモーター、更に微調整に使うのがバーニアモーター。
アポジ(apogee)とは遠地点(軌道上で地球から最も離れる点)という意味であってアポジで使うからアポジモーター。でもガンダム世界では姿勢制御に使うものをアポジモーターと呼んでいる。主推力はブースター、と呼ぶのだと思う。付け焼刃な知識なもので確信は持てません。

劇中での爆発は推進剤か冷却剤の引火によるものというのが一般的な見解になっている。融合炉は破損しても反応が止まるだけで惨事にはならないのだと。

『2004年に発行されたムック『アナハイム・ジャーナル』で、本来被弾によって爆発することのないMSの核融合炉が爆発する描写に関連して、アナハイム・エレクトロニクス社の技術者による「一年戦争のアジア戦線を舞台にしたラブロマンス作品」という、本作品が宇宙世紀内での劇中劇であると見なせるような発言が記載されている。』(ウィキペの08MS小隊)

| |

« くさいものはいれる? | Main | Gジェネワールド »

Comments

的確なご指摘ですね。結局は運動量変換で動くしかないけど、SWのTIEファイターであの戦闘は難しい、ということですよね。宇宙空間の何か(怪しいものは全部ミノフスキー粒子が請け負う?)を吸い込んで永久に推進するにしても、吸い込むときに運動量を失うので、だからこその(半)無限電気エネルギー発生炉、と考えるといいかもしれませんね。推進物はタキオン粒子、みたいに。でも、それだけだと量子効果がないので、散乱とかをうまく使って効果的に運動量を増幅増加させているのかも。さらにプラズマ化した高エネルギー粒子が?多分同じ質量なら粒子のエネルギー量よりももっと限定して高速粒子が必要なのでしょうか。だから、GNドライブとかのジェネレーターの進歩だけじゃなく、バーニアから出てくる何かも、レイリー散乱とかで赤や青にキラキラ輝いてるのかもしれませんね。

Posted by: ゲ | May 14, 2022 11:49

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ガンダムの燃料:

« くさいものはいれる? | Main | Gジェネワールド »