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April 08, 2012

ガンダムAGEけっこういいかもしれない

ガンダムAGEの20~25話を見ました。あらすじで言うとゼハートが仮面を付けてからアセムがヘルメットを付けるまでの話だ。

メカの戦闘の作画は毎回一定の基準を保っているし20話のカメラの動かし様はトリッキーで目を魅かれた。ビームライフルのSEもいつからあれか忘れたけど重厚さがあって好きだ。敵のマシンガンっぽいビームの音はおもちゃっぽくてすごく嫌なんだが。
音楽関係でもうひとつ。予告で流れてる(厳密には同曲か知らない)「ガンダムAGE100年の物語」って曲の冒頭、マクロスプラスのDOG FIGHTを連想させるけど、あの雰囲気の曲の入りってあんなものなのかな。

ガンダムAGEは主人公が3代いるけど、フリットの年齢が14というのを全ガンダム超ずかんを見て再確認して、それはないんじゃって思った。思ってた年齢は11歳とか小学生だったもので。それくらいフリットって子供じみたキャラで、カツとかハサウェイみたいに周りが見えていない印象だった。そんなキャラクターが主人公で正義を気取って、作品の代弁者を担っていたら不愉快になるだけ。

でも次の主人公アセムは高校卒業したての18歳で、軍にいる理由もまとも。戦争に参加しながらかつての友人と敵対関係になり、しかもそいつとヒロインで三角関係になるっていうかヒロインは敵軍にいるやつの方が気になってるみたい。この関係があるだけでフリット編より数段ドラマになっている。
ドラマって積み重ねがあってできるものだから後になるほど深くなるとも言えるんだけど、ガンダムAGEのことでいうとフリットが軍の司令官にまでなっていてMSに乗ってまで活躍しちゃう。この父親に勝てない息子という構図も眺めていて愉快。恋愛で勝てなくて仕事でも勝てない。決して劣等生ではないのに。
そのあたりの葛藤が天才フリットとは違って、アセム編からAGEの評価が上がりました。まだキオ編が残ってるからまた落ちるかもしれないけど。

親が優秀だと子供もそれなりに優秀だけど超えることはできないというのはガンダムとその続編のメタだとしたらすごいけど、それだと頭打ち。歴代ガンダムでいうとニュータイプじゃないパイロットのガロード成分入ってるかもしれない。ガンダムXは普通にガンダム崇拝の否定をしていた続編のメタ構造の代表格です。

ミレース人気に気を良くしたのかアセム編はレギュラーに女性キャラが多い。
艦長ミレース、オペレーターにハナザーと川澄能登ペア、メカニックにさくら、パイロットに小清水だ。(最近さくらさんのラジオ聴き始めて興味沸いてるんですよね。)ちなみに川澄能登は敵側でも出てきたけど演技の降り幅が面白い。男性声優においてもガンダムの中でキャプテンガンダムとウッソエヴィンが楽しめる。いや、ガンダム同士でキャストが被るのはイメージがぶつかるから避けて欲しいんだけど。そんなわけでフリット編はキャストでも不満があったけどアセム編は個人的に満足している。小野さんはジュエルペットで実に良い役だった。

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