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July 26, 2012

MSとしてのガンダムの定義

今回はガンダムSEEDのMSについて限定される事柄です。

例えばGガンダムだとマンモスガンダムとかミラージュガンダムといって、名称にガンダムの文字が入っているのでそれがガンダムだと分かります。
ところがガンダムseedの場合、ガンダムというのはOSの名前であってMSの名前ではありません。
書籍ではストライクガンダムという名称で紹介もされてはいますが、作品中ではストライクと呼ばれるのが基本なのですよ。

だからSEEDに出てくるガンダムを全部挙げようと思った時に混乱しました。M1アストレイはガンダムか?アストレイレッドフレームはガンダムか?ディープフォビドゥンはガンダムか?アカツキは?ムラサメは?ヴォーテクスは?スターゲイザーは?

聞かれたら意外に分からないものでしょ。
目が二つあってV字アンテナがあれば・・というのはクロスボーンの有名なセリフですが、SEEDの世界では通用しません。
というようなことをウィキペディアさんで調べて再確認できた。

ただしMSVについては確認はできなくて、M1とムラサメはガンダムでなくアカツキはガンダムであることの裏は取れた。
ガンダムの派生であればそれもガンダムと考えてMSVを処理することもできるが、ディープフォビドゥンがガンダム顔じゃない。ディープフォビドゥンは量産機なので、SEED世界での量産機をガンダムと認めないとできれば楽なのだが。

宇宙世紀ではVガンダムという量産型ガンダムがいる。百式もリックディアスもガンダムだという人もいる。デルタプラスはデルタガンダムの後継機だからガンダムなのかもしれないけど顔がガンダムじゃない。同じくリガズィもZガンダムの後継機なのでガンダムなのかもしれないけど・・。

考えていくうちにどんどん分からなくなっていった。

別の話になるが、最近、作品としてのガンダムの定義付けとしてSF戦争ロボットアニメという三大柱を立てて考えるようになった。
例えばSEEDなら、

遺伝子工学を扱っているのはSF。
電池が動力源の割にふわふわと宙を浮いている謎の推力はSFとして減点。
ビームは全て盾で弾けて傷一つつかない謎の装甲はSFとして減点。
外宇宙を匂わせる鯨が出てきたのでSF的かと思いきや出てきただけ。
CIC MIA コンディションレッド等それっぽい用語を使っていて戦争アニメとして良い。
普通に考えたら死んでいる状況も脚本の都合で無事なのは戦争アニメとしておかしい。
量産機が棒立ちで次々と破壊されていく主人公無双はロボットアニメとしては良い。
ロボットが決めポーズを取って戦うのはロボットアニメとしては良い。

結論としてガンダムSEEDはロボットアニメに偏りすぎたガンダムであり、SFとしての細かい辻褄合わせができていない。戦争を言葉で装ってはいるが戦争を描写することに関しては興味が足りていない。

3つのバランスが取れているものを多くのガンダムファンは求めているのではないかと提唱してみる。

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