zzガンダムの実際 ~ハイメガキャノン砲~
基本的にニコニコでだけどガンダムMADを深く触っていると、ZZガンダムのハイメガキャノン発射シーンが使われる時は必ず最終回のものだと気付く。
ZZガンダムといえばハイメガキャノンという認識はやはり高いようで、額にでかでかと付いている砲頭はシンボルになっている。ゲームでも強力な兵器として扱われていて、スパロボでは幸運を付けてMAP兵器を放つという共通認識がネット検索から見てとれた。
それくらいハイメガキャノンというのはアニメよりむしろゲーム知識で得た人が多いのではと思わせるくらいZZガンダムのことをみんな知らない気がする。
確かにデザインの上でダブルゼータといえばハイメガキャノンではあるが劇中で使われたのは46話中4回しかない。そして、その活躍ぶりも実に地味なものだ。
12話 Rジャジャを中破
20話 ガザC1機破壊(+ドッグ)
34話 バウ1機破壊(+戦艦をかすめた)
46話 キュベレイを中破
というように戦果でいえば破壊できたMSはたった2機しかいない。
これだったらルーが1撃で4機のズサを破壊したビームライフルの方が活躍しているじゃないか。
せっかくのスーパーロボットの象徴的な必殺技をアニメの中で全く生かし切れていない。ロボットものの原点に帰るみたいなことを言っていても結局ZZガンダムはリアルロボットとして扱われた。
それとZZガンダムは大きいとか太いというイメージがもしあるなら、それはSDガンダムからの影響である可能性が高い。デフォルメなので大きさを強調したということからいえば確かに大きいのかもしれない。でも頭長高は19.8mで実はZガンダムと同じ高さだったりする。(全高となれば別だが)νガンダムが22mユニコーンが21.7mということと比べれば特に大きいガンダムではないことが分かるだろう。ただ太さについては数字になっていてないが確かに腕も足も太いかも。キャノンのせいで頭がでかいことは確かだ。
この記事を書くに当たってZZを見直して観たのにレッカから出ている武器防具の本を読んだらハイメガキャノンの項に4回全ての使用時の詳細を書いてあったのでこんな良い本があるんですね。
でも実際に本編を見て良かったのは、ハイメガキャノンのビジュアルはビーム砲というよりも竜巻とか渦巻になって波動ガン的な見せ方をしていてうねうねしていたのだと気付けたところだ。最終回のものだけはピンク色の太いビームに他ならないのだが、あれはサイコミュとかニュータイプ能力の影響もあるし、限界以上の力を発揮していて砲身が溶けてもいる例外的な場面である可能性が高い。であるのにゲームでは他の3回の時の水色のビームが出る演出が使われていないような気がするのだが気のせいか?MADでも使われていないように最終回以外はインパクトが無くパッとしないので、その気持ちは分からなくもない。
アニメの中でも3回目からは途中でピンクのビームに変わっていたりもするのでちゃんとした設定が無かったのかもしれない。初めから数回しか使わないつもりだったのだろうか。10話の発射シーンは一応バンクとして20話と34話で使われていた。最終回だけはバンクではなかったので合せる必要もなく自由にやったのだろうか。
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