ターンエーMSVの情報 ~裏設定~
ガンダムにはMSVといってMSのバリーエーションから作品世界を広げるというお遊びがある。
ターンエーにもMSVがあるのだろうか今更調べたところ少数だが見つかった。
ターンエーガンダムといえばガンダムの終着駅であり、全ての文明を滅ぼしてきたMSである。故に最強のガンダムと呼ばれることになるのだが、最強という単語を持ち出したとたんに幼稚なものに感じてしまうので、そういう話はしたくないのですが、そのターンエーの能力を語る場において月光蝶は8億キロだとかビームライフルはコロニーレーザーだとかいう発言があり、その裏を取りたかったのでいろいろ模型雑誌を集めることにしたのです。
ターンAガンダムと一口に言ってもアニメと小説で大分話が違います。
知ってるだけ挙げると
アニメ
佐藤版
福井版
曽我版
ときた版
安田版
等があります。
この中で最も超性能なターンエーが福井版で、最強説を説くなら福井版と模型誌だけあれば十分といえるでしょう。
アニメで43・44話で2回ほどワープらしい挙動を見せたターンAですが、福井版ならば月から地球へ「空間転移(テレポーテイション)した」と記述してあります。この転移はターンAの意思で行われたものとも書いてあります。
MG解説書スラスターベーンの項
”力場、あるいは空間そのものに干渉するかのような挙動を示したこともあり、実際の最高速度や稼働環境など、真の限界性能は不明である。”
本題のMSVですが、電撃ホビー2000年5月号にテストベッド∀という機体が紹介されています。設定は本編に係わりのある森田繁氏による。詳しいデザイン画もあって、とてもそれらしいのですが、注意書きに正式なものではないと書かれているのが残念。
とりあえずそれは無視して、テストベッド∀は「瞬間移動」機能のデータ取りのために作られた試作機のようだ。外部から瞬間移動によって送り込まれた兵器を使用するはずだったが実現しなかった・・ようだ。続いて作られた量産試作機では瞬間移動の機能は取り去られたようだ。
電撃ホビー2000年6月号ではオリジナルターンXの設定が公開された。
もともとターンXが太陽系外から漂流してきて、それを解析して作ったのがターンAということになっている。これはアニメの設定資料にも載っていることだ。
ターンXを作ったのは地球圏を旅立って行ったニュータイプであり、ニュータイプ用に作られているので普通の人間が使っても能力の20%しか発揮できない。そしてターンAにニュータイプ用の兵器はない。(モデルグラフィックス2000年3月号)
これを見るとターンAよりターンXの方が優れているように思える。ターンXの劣化コピーなのだから。
電撃ホビー2000年7月号の表紙には「システムターンエー」と書いてあったので思わず手を伸ばした。
システムターンエーといえば、MGの解説書に
"「システム∀(ターンエー)構想」の実証モデル機であった。"
"∀構想には整備と支援のための施設が不可欠であり、本来はDOCベースとの連携によって、ひとつの強力な戦術システムとして機能するよう設計されていた。"
*DOC(デバイスオペレーションコントロール)
NT100% vol.1 p45
"最初、∀が胸のサイロの武器を使うと基地からワープか何かで補給されるというアイデアもありました。でも、それだと直接相手に送り込めるんじゃないかということで、その話はうやむやに。"
つまりシステム∀とは武器転送システムのことのようです。電撃ホビー2000年7月号にそのベースのラフ画が1枚あり模型化されていました。サンライズの堀口氏による設定なのでセミオフィシャルな設定だと書かれていますが、これをターンAの性能に加えていいものやら。
あと、いかにもすごそうな単語
IFBD=Iフィールドビームドライブ
DHGCP=不連続超振動ゲージ場縮退炉
7th-GMPT=第7世代ミノフスキー物理理論
読んでないけどガンプラ甲子園という漫画にパーフェクトターンAが出てくる。
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