ガンダムSEED generation of C.E. (PS2)
トムクリエイト制作のPS2用ゲームgeneration of C.E.をクリアしました。
発売当初から謎のゲームだったのですが、トゥーンレンダされた3DCGだけは印象に強く残っていて、今プレイしても魅かれるものがあります。トゥーンレンダって輪郭線を出してアニメ絵っぽくすることね。
トムクリということで、ゲーム内容はSEEDしかいないGジェネレーションと思って間違いはない。独自のシステムとしてSEEDセンス・PA・チャンスステップ・ドロップアイテム・改造・相性なんかがある。CGムービーもGジェネ同様クオリティ高い。
・SEEDセンスは戦闘アニメをONにしないと使えない。実際自分は使わなかったので良く分かってないけどタイミング良くボタンを押すとクリティカルを出したりHP1で踏ん張ったりできるらしい。
・PA=精神コマンド ただし常時発動のタイプもある。
・チャンスステップ 敵の撃破時に確率で再動できる。
・ドロップアイテム 敵の撃破時に回復できる。設計データを拾うと使えるMSが増える。
・改造 MSを強化できる。ただし相対的に相手も強化される。早くクリアしたいならHPの強化をしないなど工夫が必要。
・相性 MSに近中遠3すくみの属性が付いている。
ストーリーはアニメの史実通りに進んでいくので、何が問題かというと味方の数がとても少ない。アークエンジェルにはストライクとメビウスゼロしかいないのにガンダム4機他と戦えると思うのか。そして各MSは必殺技として1万ダメージの攻撃が行える。これをまともに受けてしまうと味方のMSは一撃で死ぬ。デスティニーのシナリオだとアークエンジェルを相手にすることになるが、MAP兵器ローエングリンは陽電子リフレクターがない限りダメージを防げない。基本ダメージは11000で、改造を行っていた自分の場合は18000になっていた。MSは一撃で死ぬ。
というように難易度は理不尽に高い。敗北条件も複数あって結構ゲームオーバーは起こるのでセーブをこまめにしておくことを勧める。
ストーリーを進めていくと使えるMSとキャラが増えていくのでハイネが死んでもハイネを出撃させることができる等戦力不足に悩むことは少なくなる。面白いのは戦艦とMSの区別がほぼないので、マリューでもラクスでもMSに乗せられるし、戦艦ばかりで出撃することもできる。
全ステージをクリアすることで時代の制限がなくなって、SEED(C.E.71)にdestiny(C.E.73)のMSを出せるようになって難易度が格段に下がる。そうなると使うMSは決まってくるので出撃させないままのMSの数は多い。その自由度は評価するが。
時代の制限が無くなると同じ人物はC.E.73のグラフィックに統合されてC.E.71のグラフィックは使うことができなくなる。そこは選択できるようにするべきだったろう。
PAはレベルアップで覚えることができるが、2つの選択肢から選ぶ方式になっていることが多い。例えばアスランはLV23で「SEEDを持つ者」か「説得」を覚えられる。ここで説得を選ぶとSEEDは2度と覚えられない。アスランが種割れを覚えない可能性があるのはどうかと思う。ボタン連打で選択肢が分からないまま習得してしまうこともあった。この2択は止めて欲しかった。
このゲームはSEEDとSEED destinyの他にSEED astrayとdestiny astrayのストーリーも入っている。ひさびさにアストレイのストーリーを見れて懐かしかった。
重要なのが、ゲームの発売日の問題でdestinyのシナリオがデストロイ登場前までで終わっているという点だ。
アニメでさえ上がるのが遅かったシナリオがゲーム(略)
そのかわりifストーリーといって6つのエンディングに分岐するように続きが作られているのが興味深い。
最初の分岐は「デストロイを倒すかフリーダムを倒すか」
それが最終的にレイが敵側に回りシンと対峙することになる。
他の分岐もシンのザフト軍をメインに動かすのでアニメの様なラクス軍勝利にはならない。
一度全ステージをクリアするとエンディングが見れなくなると思うんだけど仕様ですか。
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