モウヤメルンダ ~seed destiny~
ボキャブラリーの豊富さって知識量の証であるし、逆にしても同じことが言える。
ガンダムSEED destinyって戦争してるパイロット同士が会話して「やめろ」ばっか言うんですね。
ヤメロヤメロって、そんなんで解決したら初めから戦っとらんわって思って腹が立つわけだよ。
これって組織同士の対立ではなく、もはや個人間のケンカレベルにまで縮小させて描いているんじゃないの?やめろってその場で言われても各々の立場もあるでしょうに。
そりゃキラ様は個人で好き勝手にやってるから気軽にヤメロとか言えるかもしれないけど、自分の思い通りにならないから我儘を通してる様に映るんだ。だって「モウヤメロ」なんて説得じゃないよね。別にキラだけの話じゃなくて、このアニメの登場人物がどいつも自分勝手だからこんなことを言えるのだろう。
なんで『destiny』になって「ヤメロ」が増えたのか。脚本家が疲れたんじゃねーのか。
『seed』の時には2話5話11話の3回言ってた台詞が、『destiny』で42回(回想含む)。
やめて、やめるんだ、やめろよ等を含めるとそれ以上になる。
「ヤメロ」だけで音MADを作りたい位だよ。(時間が無いからやらないよ)
別にこれ、一人の口癖というのでもないから脚本家の思いつく台詞が絶望的に狭いんだろうよ。
『seed』ではキラ2回、アスラン1回。
『destiny』では特にシン、カガリ、アスランに多い。
主役格全員が言ってるじゃねーか。
代表例
やめろ!もう彼等に戦闘力はない!(16話アスラン)
シン!ミス・コニールもやめろ!(18話アスラン)
キラやめろ!何故お前がこんな!(23話アスラン)
やめろ!ステラ!(26話シン)
やめろキラ!(28話アスラン)
こんなことはやめろと、オーブへ戻れと言ったはずだ!(28話アスラン)
やめろキラ!(28話アスラン)
やめろー!!(28話カガリ)
やめろーー!!(28話カガリ)
やめろ!やめるんだタケミカヅチ!(28話カガリ)
タケミカヅチやめろー!(28話カガリ)
やめるんだステラ!(32話シン)
くっそー!もうやめろーー!!(32話キラ)
やめるんだステラ!(32話シン)
やめろレイ!(36話アスラン)
シンやめろ!(37話アスラン)
やめろぉっ!!(43話アスラン)
やめるんだ、シン!(43話アスラン)
もうやめろ!(43話アスラン)
やめろルナマリア!お前も!(50話アスラン)
シン!もうやめて!アスランも!(50話ルナマリア)
やめろぉぉー!!(50話シン)
28話に覚醒の兆しが見えますね。とりあえずやめろって言わせておけばいいや。みたいな。そんで、こんだけやめろって言われてるのに誰ひとりやめてない件。
その言葉の無力っぷりに笑えてくる。
命令する権利が無い場合にやめろと言うシチュエーションといえば、ちょっかいを出されてじゃれあってる子供が思い浮かぶ。そういう時、やめろと言ったところで相手を余計に喜ばせてしまうものだが。
そんな姿を重ねた時、このセリフはネタとして生きると思います。
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