ヒュポポリクス

Q：ハンス・ボルガーの搭乗するマーメイドガンダムは、どこの国代表のMFでしょう？
(A：ネオデンマーク)
という読み上げ問題の場合「どこの」まで聞かないと答えに辿り着けません。
この問題を
Q：第13回ガンダムファイト決勝には20を超える国が参加していますが、ハンス・ボルガーの搭乗するマーメイドガンダムは、どこの国代表のMFでしょう？
というように、頭で何を問う問題なのか臭わせることで、「ハンス」の時点で正解が出るようになります。問題文は長くなりますが、それだけ早押しの駆け引きが味わえるともいえます。

最初の問題文だと、「ハンス」の時点で賭けに出て強行した場合、考えられる選択肢が絞り込みにくいのに対して、後の例では「国」を聞いたら適当に国名を答えればいいことになります。

　
　
　
同じく
Q：ガトーがケリィに送ったメッセージの中で、一度敗れた者が再び勢いを盛り返すことを土煙に例えた四字熟語が使われました。さて何でしょう？
(A：捲土重来)
とすると、「土煙に例えた」くらいで、なんとなくこれかな。とは思いますが、「四字熟語」が出るまではっきりしません。
Q：ガトーがケリィに送ったメッセージの中で、ある四字熟語が使われました。一度敗れた者が再び勢いを盛り返すことを土煙に例えた、その四字熟語は何でしょう？
とするならば、問題文前半で出題者の意図がくめて、後に続く文章が四字熟語の説明であると理解した上で聞くことができますから、早押しに適した文章になるということです。

　
　
　
　
次に紹介する例は答えの面白さという観点からです。
Q：RX75ガンタンクのキャノン砲の口径は次の内どれでしょう？　120mm 180mm 240mm
(A：120mm)
これだと、ただスペック表に載っている数字を答えるだけです。
Q：RX75ガンタンクのキャノン砲の口径と比較して、ザクマシンガンの口径は次の内どれでしょう？　大きい小さい同じ
(A：同じ)
とすることで、必要な知識は増えましたが、問題としての面白さは増したはずです。回答者の立場から見ても、ただ数字を選ぶより、マシンガンという比較対象があった方が考える余地が与えられると思います。なのでキャノン砲の知識を問う問題で一つ出題するなら後者を選びます。

　
　
同じく深い知識を問う場合は、とりあえず答えられる問題にしたい。
Q：ガンダムヴァーチェの形式番号はGN-005、ではガンダムナドレの形式番号は何でしょう？
(A：GN-004)
Q：オーガンダムの形式番号はGN-000、ではダブルオーガンダムの形式番号は何でしょう？
(A：GN-0000)
似たような問題ですが、どちらも勘で答えられるという共通点があります。形式番号というのは設定があるものの、アニメを見ていて気にする部分ではありません。そういう些細な事柄の場合はよほど特徴的でない限り、出しても面白くないと思います。

ナドレの場合は、ヴァーチェの他に形式番号が付いているのか。という意外な面白さの他に、ガンダムが4機であることから類推して004に辿り着く可能性があります。

また、ダブルオーの場合は、前半を聞いていないとGN-00だと思いかねない部分が打ち消されることで、じゃあGN-000000か！と耳で聞いて面白い、大喜利のような答えも期待できるでしょう。
前半部分でしっかりヒントを出すことが重要です。