rebusの紹介と感想
不正が不正によって裁かれるよりも不正が行われている方が良い
法と秩序を何より重んじる神官戦士ラクリマは禁忌の力を使えるのか
アトラスの PSの SRPGの レブスをクリアしました。6日掛かった。
戦闘は見下ろし視点のよくあるSRPGで、高さの概念はあるんだけど、一応あるって感じで利用するほどでも無くシンプルな作り。
そんなゲーム部分よりも、おもしろいと思ったのはシナリオとカルティアのシステム。
カルティアというのは文字を使った魔法のことで、装備や魔法は文字を組み合わせて作る。
宝箱などから漢字を拾うことが出来て、作れる言葉が増えていく。
武具なら「銘柄靴」や「金太郎斧」
魔法だと「炎上」や「世紀末地震」
このシステムでファミコンの『サイヤ人絶滅計画』を思い出したりして。
この「炎上」に「超」でもなんでもいいんだけど、追加するとパワーアップする仕組み。
もうひとつ、幻獣も作れて戦闘に参加させることが出来るが、ちょっと弱い。
ステージ数は全部で36あって、男主人公と女主人公で半分ずつになっている。
この二つのストーリーが交差するように出来ていて、二つのストーリー間で仲間の出入りが行われるので、両方プレイすると理解が深まる作り。
登場するプレイヤーキャラは合わせて12人いるけど
戦闘人数は4人程度の規模でメンバー固定、あとは幻獣が12体まで作れるけど、いなくてもいい。敵味方共に戦闘中の掛け合いのような会話イベントがないのはさみしい。
ちなみにクリアするとアイテムを引き継いで初めからできるので、交互に進めない方がいい。普通にストーリーを理解するためにも普通にやった方がいいのかな。
カルティアは引き継げないので使い切ったらいい。
難易度は人間キャラが1人でも死ぬとアウトなので難しい。2回ゲームオーバーになったマップもあった。けど慣れてしまえば簡単。当たり前かもだけど2周目は簡単。
攻撃するだけでHPが回復する武器があるんだから。
HPは全員100というバランス調整で、最大レベルの20には中盤で到達する。その辺からみても戦闘のゲームバランスの調整は甘いと思う。
キャラクターデザインはFFの天野さん。
とゲームジャンルが同じという意味だけでフロントミッションぽい。
好きなキャラはトロイ。あとクーンとポーシャもいい。
トロイは言動は嫌な奴なのに中身が完全に良い奴というキャラにやられた。皮肉に使う言葉の返しが上手くて、セリフ考えた人すごいなって思う箇所が多くあった。
このゲーム、パーティ間の仲が良くて、こいつらの会話シーンがいちばん面白い。
新米クーンの扱いの悪さとか、ポーシャのヘタレっぷりとか、元盗賊で複雑な立場のミスティとか、短いストーリーの中でいろんなキャラクターが動くので、そこが魅力的に感じた。群像劇になってる。
ストーリーは
トキサ編が天と地のカルティアを巡り
ラクリマ編が生と死のカルティアを巡る話
トキサ編が世界を救うような話に対して、ラクリマ編の方が個人に向かっているような話だったのでラクリマ編の方が好き。
ゲーム部分は作りが甘いけど、CGムービーとテキストはおすすめできる。
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