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June 08, 2014

MSV-R トラブルメーカーズの感想

1403gmsvrtt
トラブルメーカーズって認知されてるの?ってくらい話題に上がらないのは私の周りだけだろうか。
シリーズ完結したので本買ってみたけど、思ったより分厚かったのが地味にびっくりした。それは文庫本じゃないからなんだけど、vsアストレイ サイズの本が2冊。ページ数は700程度。

舞台は一年戦争後の地球→宇宙
主人公は元ジオン兵で今は傭兵

主人公は今の時代だと飽和状態にも感じる不殺主義の凄腕パイロット
敵役は分かりやすいヤクザみたいな連邦軍

面白い要素だと思ったのは、
1.コロニーを個人で買うためという主人公が戦う動機。
2.コロニーで暗躍する何かを探っていく幼女パートがちょいちょい挟まれてること。
3.コロニー落としの為の毒ガス作戦は実は・・。
4.マクベ資金探し。
5.ルパン三世のようなディモンとディーンの関係。
などがありました。

コロニーの規模とか数とか、あまり詳しく知らないけど、1人の10代のMSパイロットに手が届く値段なのかという疑問は沸くよな。コロニーの施工が始まってまだ80年とかでしょ。売りに出てるコロニーがどれほどあるんだろ。宇宙に進出したと言っても黎明期にこれだから面白かった。

金髪ロリのネイ(ロリといってもあのイラストで13歳!)はディーンに助けられてコロニー「アガルタ」で暮らしている。この幼女を通してコロニーで起きている異変が謎解き風に徐々に描かれていき、ラストに繋がっていく。そのオチがまた良い感じにチープで面白かった。

そのネイがアガルタ移住前に居たコロニーはコロニー落としに使用されたものだった。という設定が出来たことでシーマ艦隊が余計不憫に思えた。ディーン達の活躍で1000万規模の人間が死んでいなかった。ということになるはずだけど、ここまでの設定を作ってしまうのは面白かった。

マクベが残した資金の行方というのは、ガンダム戦記でも出てきたけど、その宝探しがここでも行われる。これを本物ってことにしちゃうのかどうか、という辺りが面白かった。

第一印象からインターポールのとっつぁんみたいな憲兵の『おっさん』に追い回されて、本当の悪者の連邦兵を捕まえてもらうという展開がルパン3世ぽくて面白かった。

あとは連邦のMSは降下にパラシュートが必要だけど、ジオンのMSには必要ない。とか、ヘビーガンダム2号機が配備されて、また新しいガンダム設定が。とか、コロニー風邪はガンダムXで出てきたけど、アガルタ風邪というのができた。とか、エピローグにシーマ艦隊らしいのが出てきた。とか、『トラブルメーカーズ』っていうほどトラブルメーカーでもなかったし「ズ」でもなかった。

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