ガンダム本紹介 デストレイB ケイブンシャ大百科のゼータ
今ずっとガンダム無双2をやっていて、どこかで区切りを決めないと、やり終えるまで300時間は掛かりそうだ。このゲームのことは個別で書く予定だけど、同じことを40キャラ分やらせるんだから「vsZガンダム」どころじゃない分量だ。キャラが多いのはいいが、ミッションのクリア判定はキャラで分けるべきじゃないって絶対。だって性能差なんてほぼ無いんだから。
「機動戦士ガンダムSEED destiny ASTRAY B」を読みました。近作のアストレイは戦力とか技術がインフレに感じられて、そんなに気に入って無いんだけど、今回のデストレイBは過去話ということで、実に面白かった。
過去話というのは、時間軸でいえばXアストレイよりも後の話であり、劾の過去の話でもある。後書きにも書いてあるように『実はこうでした』という後付け。劾の育ての親が中心の話なので、そういう親子愛のようなものも感じられるストーリーが面白かった。
話を引っ張るキーになるのが、傭兵の持つ切り札になる。劾が持つ切り札は何か。エルザの持つ切り札はいつ使われるのか。あとウィザード転売の謎。といった読者を引っ張る話の筋がシンプルに引かれていて、とても読みやすかった。
あと巻頭のカラーイラストもかっこ良かった。絵はHIRONOXによる。初めて知ったけど、この人の絵のタッチ渋くて好き。今後のシリーズも書いて欲しい。エルザの裸も見れるので是非読んでみてください。あとリリーザヴァリーの衣装もかわいいし。
エルザっていうのは全裸になることでポテンシャルを発揮する20歳の女性。素敵な設定ですよね。
ケイブンシャの大百科って知っていますか?昔は本屋に行けば必ず置いてあったくらいメジャーな、守備範囲の広い子供向けの豆本です。小さいのに分厚いのでページが開き難くて分解しやすい。そんなケイブンシャの大百科のガンダムに関するものを集めていて思うのが、Zガンダムの本だけ中身が濃いです。
ちなみにラインナップはガンダムWまでで終わり。
作品毎に出ているものとは別に、全モビルスーツ大百科、名決戦大百科、超最新パーフェクトモビルスーツ大百科、完全モビルスーツ大百科、全ガンダム大百科などがあります。(SDは除く)
注目のZガンダムの見所は、モビルスーツヒーロー列伝。山口宏による小話が3編も入っている。ひとつはグフ飛行型が爆発する例の奴、もうひとつが遭難したハイザック、最後がカミーユがジュニアモビルスーツ大会で優勝する話だ。ハビアネスの駆るジェノサイダーに対抗するのはカミーユのカミーユスペシャル。つっこみどころはもちろん「カミーユスペシャル」だ。そんな名前をつけたらカミーユがカミーユだってのが誰にでも分かってしまうのに。実はとっくに好きだったのかな。自分の名前になっているもの。
あとモビルスーツ物語っていう話も列伝に近いフォーマットの読み物になっている。
あと16ページに渡るMSの操縦法も載っている。どの本にも載っているような資料以外の読み物がとても充実している、ケイブンシャの大百科を読むならゼータガンダムに決まりだ。
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