朝日新聞のガンダム版の小ネタ
8月6日に発売された朝日新聞のネタ商品で、宇宙世紀0080年の1月1日に発行された体裁の新聞。
宇宙世紀の出版物としては、これ以前でも有名なものにアナハイムジャーナル、ガンダムオフィシャルズ、MS.ERAなどがあります。
マイナーなものにはジオン新報とか実はUCハードグラフもだったり、他にもありますが、何が言いたいかと言うと、この新聞、架空の出版物を騙っているのは画像の1面記事とテレビ欄だけなんですね。
記事は全部で16面あって、2面からはもうメタ視点でガンダムのストーリー解説をしているあたり、本気じゃないというか、実物に寄せてもしょうがないないじゃん。みたいな空気を感じる。実際、ガンダム展の宣伝が主な目的だ。
画像だけ見て、実物読んでない人はだいたい(ドヤ顔で)ツッコミを入れるんだけど、終戦直後に使われている「一年戦争」については、私たちが勝手にそう呼んでいますというお詫びの文がはじっこに載っている。そういう部分からも、本格的なというか、リアリティを重視したわけではなく、ネタとして楽しんでくださいムードは読み取れる。
なにより、マジに作ろうと思うと、TV画面のキャプチャーは使わないだろう。そのシーンを第三者が撮れるチャンスがあるわけないだろ。と一瞬で冷めてしまうからだ。でもアニメの絵を使わなかったら、「あのガンダムだ」とならないので、お客さんが釣れるとも思えない。そんな都合も感じる。
だから私は、テレビアニメ「機動戦士ガンダム」の最終回を受けての1面記事という構造なんだと理解することで落ち着いた。(ちなみにアムロが曹長なので映画ではなくテレビ版。)
で、1面は置いといて、テレビ欄が面白かったのでネタを拾ってみようと思う。6チャンネル分の番組をねつ造しなければいけないのは、相当な苦労だったは
ず。その分、自由度が高く遊びの余地があったのだろうか、内容は広範囲のガンダムネタでカオスなことになっているので、こんな早い手刀は私じゃなきゃ見逃しちゃうなと思いました。
左から見て行きましょう。1チャンネル、番組出演者の人名がどこかで見た事あるけど、宇宙世紀の人物じゃないので
OK。出典は『ガンダムブレイカー』と『バトルマスター』といったゲームから来ています。ハニーB、こんな機会でも無ければ目にすることも無いのでは。スペースグライダー選手権の開催地の「キュウシュー」は多分
閃光のハサウェイからでしょ?
3チャンネルは主に小説から、福井版∀ガンダム文庫版時の名称、Zガンダム5巻の副題、ダブルゼータのゲームブック、小説版08ms小隊内の番組なんかが連なってます。
そのあとの囲碁からはナナイが連想されますが、それは流石にナナイか。西軍ナガサキと東軍ワタダはBFの監督、「エンドレスワルツ」の指揮者は小説版の著者の隅沢、プレゼンするのはメカデザの安田と藤田、「ジュピターミラージュ」はなんとサイバーコミックスですよ。数あるジョニーライデンのうちのひとつですけど、これは非公式度が高い方だと思う。
4チャンネルにガンダムX外伝のキャラ。懐かしいな。
5チャンネル、歌番組に出るキャラはみんな 自分の持ち歌がある。ミリアリア&メイリンってところがミソですね。これだけガンダムネタを集めていればGセイバーもあるんじゃないかって思うんです。だからたぶんこれがそうだろうと、「セイバープロジェクト」「誰がリード?」。ドモンくんはボンボンネタ。ブリュタールは分かんなかったからググっ たらサイド3にあるコロニーらしい。合成タンパクはチェイ、
7チャンネルはSD押しのチャンネルなのか、『パパルの暁』とか『ガンダムフォース』と『SDガンダムフォース』もあるし、『SD三国伝』もある。
どうです、ゲーム分野、音楽分野、書籍は小説からコミックに至り、アニメスタッフという中の人、そしてSDガンダムも忘れない志。ガンダム知識としては理想的な守備範囲でしょう。あえて言えば、ガンプラ・トイ部門が抜けてるけど、私の見落としかもしれん。「UC ACTION」てあったから、あれフィギュア由来かもね。
テレビ欄から更に目線を下げると、著者一覧がある。メガロマニア。そりゃ濃いネタが書ける訳だ。
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