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December 18, 2015

劇場版Zガンダムの主題歌バリエーション

ある楽曲を後年に作り直して、別バージョンとして発表することはよくあると思います。
今回は劇場版Zガンダムの主題歌の、収録CDによる違いを書いてみたいと思います。

劇場版Zで新曲として発表されたのは全5曲のうち「メタモルフォーゼ」だけだったりします。
だからあとの4曲は既存曲のアレンジだったりもするのです。ということで、原曲を聴くためにオリジナルアルバムを買い揃えてみました。

4thアルバム「クレセント」
Gkt4
こちらにはゼータの3曲が収録されている。
dybbuk
君が待っているから
mind forest

5thアルバム「ラブレター」
Gkt5
こちらにはもちろん「Love Letter」が収録


 
 
 
では1曲目、「君が待っているから」
の新バージョンについては、シングル「メタモルフォーゼ」のカップリングとして収録されていて、その曲名にリミックスと付いている。

Gkta
ネット上の文献によっては再レコーディングともあって、はっきりしないが、オリジナルと聞き比べて音が増えているとは思えなかった。

違いと言えば音のバランスで、サビ前のボーカルのリバーブが強くなっていて、サビのピアノが強調された。2分辺りのギターの音がハッキリしたのと、3分あたりのギターの『ジャーン』が大人しくなった。3分半あたりではドラムの音でゴチャゴチャしていた部分も、ミックスのバランスで明確になった。それから、分かりやすい変化がひとつあって、曲終わりの電子音が、オリジナルでは音が高くなって終わっていた部分があるのだけど、リミックスでは無くなっている。
総括すれば音が整えられて良くなっている。

「君が待っているから」は「0079-0088」というアルバムにも収録されているので聴き比べてみた。
曲名にリミックスとは付いていなかったが、リミックス版と同じに聞こえたので、それが収録されているはず。

Gackt__0079

このアルバムについて、1曲に4ヶ月を費やして作り直すつもりでフルアレンジしたという言葉を聞いていたので勘違いしてましたが、それは劇場版ガンダムからの3曲の話でした。ちなみに アムロ盤とシャア盤というバージョン違いが存在するのでそれも揃えました。通常盤と違うのはイントロで一言つぶやくという点で、劇中では言わないセリフが入ってます。音楽は同じ。


 

 
続いて、劇場版Z2の主題歌「mind forest」
については、トラックの切り方しか変わっていないと感じました。
アルバム収録の音源では、1枚のアルバムとして制作されていたため、イントロが欠けていて、次の曲のイントロが少し入っている。意味分かるかな?通しで聴いたら繋がるようにできてるということ。
サントラ「レビュー」では曲の始まりが急だった。アルバムから無理に編集したと思われる。
「0079-0088」に収録されている物が、1トラックとして聴ける一番いい音源。

Review

 
 
 
 

3曲目は「Love Letter」について。
この曲に関してははっきりと『再レコーディング』したと書いてある文章がある。ところが、アルバム収録のオリジナルと、サントラ収録のトラックを聞き比べても一向に違いが分からない。これもリミックスとかリマスターの類か?と思ったものの、「0079-0088」収録バージョンも聴いてみると、コーラスが追加されていることが分かった。
え?再レコーディングしたのはシングル盤についての話だったの?

Gktb

という訳で、必要ないと思ってたシングル盤も買いました。「0079-0088」と同一のものでしたとも。
なぜサントラはオリジナルの方を収録していたかというと、劇場版Z3で流れていたのはコーラスの入っていない、オリジナル版の「Love Letter」だからだったのですね。確認して驚きました。シングルのジャケットを見ると勘違いしてしまいますが、再レコーディングした方は劇中で使われていない!と解釈していいと思います。
再レコーディングってコーラス録っただけってことで合ってますか・・?

 

 
最後に「dybbuk」
について。
「Love Letter」の再レコーディングに対して、こっちはリミックスしたらしい。はたして私に聴き分けられるのか。
オリジナルは「mind forest」同様に次の曲のイントロが入っている。
サントラのは、やはりアルバム音源を編集して入れた感があってブツ切れ。
シングル盤がリミックスが施された物で、ボーカルにエフェクト掛かってるぽい。
「0079-0088」盤は なんとエフェクトがまた外されて、アウトロのリズムトラックが無くなっているんですね。何故この曲だけアレンジした?だから、もしかすると他の曲についても私の気付かない調整が施されているのかもしれませんが。
ということで劇場版Z3はdybbukもシングルではなく、オリジナルのものが使われている。
 
 
まとめ
どの曲にもバージョン違いといえる規模のアレンジは施されていません。

・君が待っているから (クレセント)
・君が待っているから remix (メタモル・レビュー・0079)

・mind forest (同じ)

・Love Letter (ラブレター・レビュー)
・Love Letter コーラス付き (シングル・0079)

・dybbuk (クレセント・レビュー)
・dybbuk (0079)
・dybbuk remix (シングル)

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