ガンダムSEEDを見返した ~ニコル死亡カウント~
ガンダムの映像ソフトって、みなさん買った時に全話見てるんですか?
私にしてみたら内容知ってる前提で買ってるので、買ったタイミングで見るわけでもない。
中にはDVDからBDに買い替えてるって人もいるはずで、画質確認のために何話かは見ると思いますけど、4クールアニメを改めてみるのは気合がいりますよね。
今回 見返した「ガンダムSEED」なんてのは、HDリマスターと言いながらリマスター以上のことをやってる作品だったにもかかわらず、コメンタリーだけしか見ていなかった。当時TV放映とかもされてたけど、内容が変わった訳でもないから、やっぱり見なかった。
なんで見る気になったかと言ったら、良い時間が過ぎたから。というのがひとつ。
ゲームでSEEDが扱われることがあっても、使われる場面って限定されていて、それ以外の部分が気になってくる、その興味の蓄積の結果。
それとサービスシーンのキャプチャー目的。
ちなみに「ガンダムUC」はコメンタリでしか見て無かった6話と7話を、昨日ようやく見終えた。
↑HDリマスター15話による作画変更
もとはスペシャルエディション
この作画、フレイのブラの描き方が不自然なので、最初は何も着て無かった説を提唱する。描き直しておいて、この裸に色塗っただけみたいな描き方どうなん。重力に負けてブラが意味をなしてないし。フレイが9話で着ていたものと違う感じがするけど、あれ以外の下着を手に入れるチャンスがあったとすれば12話でハルバートンの艦隊と合流した時に支給されたのかもしれない。こんな考察どうでもいい。
ガンダムSEEDのキャラクターへの感情移入みたいなことではなく、単に見返して気が付いたこと、気になったこと。
ガンダムSEEDは自分の中では勇者シリーズにカテゴライズされていた。スーパーロボット寄りの作風だと思っていた部分があったけど、前半でいえば硬派にも作ってあった。
裁判で軍の規律を描いてみたり、道中で水を拾い、モンドからは弾薬を買い取るような描写もあって、各話のSF/戦争エピソードとして面白かった。
対して、フリーダム以後は軍を抜けたことで無法集団となり、都合主義な部分も目立つようになって、ヒーローものアニメになったから悪い印象がある。エピソードとしても、敵役が連合の3機で、毎回苦しんで撤退のワンパターン。彼らには特に戦う動機も無い。単純に敵役として出てくるだけ。アズラエルも分かりやすいシンプルな悪者で面白くない。個人の妬みで殲滅戦を仕掛けるという我儘な子供だった。
SEEDシリーズは盾に頼りすぎ。レギュラーキャラの盾は堅いのに量産機の盾は意味をなさない。これはまあ他のシリーズでもそうか。でも、ビームサーベル同士の干渉ができない設定を徹底した結果、「相手の盾を狙って切りにいく姿勢」はどうにかならなかったのか。姿勢がぎこちないから、だいぶ気になるんだけど。
SEEDの特徴の一つ、切っても切れないのが回想を挟みすぎること。映像のテンポを崩して見辛くされていること。最初のうちはストックが少ないから、まだ良かったんだろう。前半が面白いのは、そういうこともあるかもしれない。話が進むにつれて、過去シーンの挿入が増えるとやっぱり鬱陶しかった。映像のフラッシュバックならともかく、喋りも含めたワンシーン流したりするからね。普通に苛立った。ファーストガンダムだと回想シーンでも違う映像を使っていて意味があるシーンもあるんだけど、SEEDには無かった。
戦闘で良かったのは、HD24話のグゥルを使った空中での戦闘。意味なく攻撃シーンを交互に挟むのではなく、戦艦の上から砲撃でグゥルを狙撃した後、飛べないエールでデュエルを踏み台にすることでブリッツに急襲を掛ける。戦法があったし、MSが空を飛べないという制限があったのも良かった。グゥルを使ってるから作画の使い回しも少なかった。
この24話、実はアバンでいきなり戦闘が始まっている。遭遇のやりとりを省略してスピーディーな展開にすることで戦闘をたっぷり見せてくれている。
そういう省略なら良いんだけど、キラ救出の経緯、ディアッカがバスターに乗る経緯、46話の次の47話で2か月が経過しているなんてのは説明不足だと思う。今回そこに注意して見ていたけど、それでもおかしいですよ。フリーダムの頭が直っていて、核攻撃の準備が整っていて、時間の経過をほのめかす要素は入ってるんだけど、不親切。演出力不足。
設定では46話の戦闘が7月12日、47話のボアズの戦闘が9月23日。
作画で良かったのはHD28話とHD43話Bパート。瞬間的なことで言えばHD33話のシグーの壊れ作画は爆発で飛び散る部品描写が良かった。HD6話のノイマンの無重力走りのそれっぽさが良かった。重力下でボトルを落とす描写と合わせて注目して欲しい。
見返したことで見方が変わった台詞と言えば、HD8話のラクスの噂をしていると「誰がすごいんですの?」と話に入ってくるシーンがあるが、あの頃は天然キャラで通っていたが、分かっていて故意に聞いたとしか思えない腹黒さを垣間見た。
HD10話で、ラクスを返還しに行くキラに向かってサイが「俺はお前を信じてる」と執拗に帰ってこいアピールをしている。あのサイの必死さは面白かった。
サービスシーンをキャプチャーしていて思ったのは、SEEDのシャワーシーンは単に裸体を映してるだけだったこと。これがファーストのフラウとかミライでも0083でも、そこに会話劇があってコメディ成分にもなっている。SEEDのシャワーは描いたぞ喜べという押しつけ。
せっかく、一から見るわけだし、よく使われるシーンをカウントしてみた。
昔のキラとアスラン、別れの回想
hd01Aパート
hd02アバン
hd03Aパート
hd06Bパート
hd19A
hd19B
hd23b
hd26ed
hd28A 2回
hd29B
hd30A
hd36B
hd37B
計14回/全48話
ニコルは何回死んだか。
そりゃ1回だ。
キラは何回死んだか。
たしか2回死んだけど、まだ生きてる。
hd27B 本編での死亡
hd28アバン, Aパート3回(4分,7分,10分)
hd29B
hd30A 2回
hd31A
hd35A
hd36B
hd37A
hd37B 2回
hd40A
hd43B
hd47B
計17回/22話
流石に1話で4回も死んだ時は、可哀そうで笑った。
そうだろうが。
少し細かく見ていくと
キラによる回想が6回で、アスランによる回想が6回と同じ回数だった。
二人同時回想というのも1回あったw。
他はイザークも回想してるし、その場にいないラクスも回想してる。マジレスすると、ラクスのは回想とはいわないが。
それと現実で1回と次の話数でのおさらいで全部。
HDで省略された2話
SD14果てしなき時の中で
SD26モーメント
HD編集になって減ったかと思ったんですけど、ニコルの回想には影響していないはず。
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