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July 29, 2016

ガンダム関連のゲームブック読んだ

最近はガンダムのゲームブックを一通り読み返していました。
ゲームブック界隈はマイナーMSの闇鍋状態で、そのMSにはゲームブックレベルの文章量程度しか情報がない。登場シーンには だいたい挿絵があるので、すごくありがたい。出版社が変わって出た分の挿絵で二度おいしい。

最期の赤い彗星
消えたNTガンダム
ジェリド出撃命令
灼熱の追撃
シャアの帰還
グリーンノア
パレオロガス
ヘルメス迷走・夢幻・エニグマ
と読んだ中では、消えたガンダムのカオス具合が一番面白かった。
まあ、他のも大概カオスではあるが。

消えたガンダムとグリーンノアの脱出、あとパレオロガスが他と違うのは、外伝だからといって本編のガンダムと被らないような別空間の話ではないことだ。つまり原作アニメとの絡みがある。

グリーンノアの方は、そのままZガンダムの1話と2話を元にした、主人公がカミーユのストーリーなのだが、消えたガンダムの方はというと、クリスが主人公で、ソロモン戦から終戦までの話になっていて、ポケットの中の戦争の時空と完全にぶつかってしまっている。

それでいて、アルもバーニィもシュタイナーも出てくるのに、全然別の話になっていて、知ってるはずの話が、まるで別の展開を広げるという意味では、ほんとに面白かった。

核心を突いた話をしても良いけどネタバレしたら つまんないかもしれない。気を使ってしまうな。
あのキャラがこんなところで、という意味なら最期の赤い彗星も滅茶苦茶だった。こちらはガンダム本編の終了直後のシャアを描いたお話で、アクシズに向かいたいのにペズンシリーズに襲われまくるという展開。
製造数が設定されているはずの赤いR2ザクに搭乗することが最期の赤い彗星の由来なんだろうか。

パレオロガスはアーガマに潜入した工作員を探す推理ゲーム。これ含めホビージャパンのゲームブックは好きじゃなかった。書いてる人全部同じ人だから好みの問題か。

 

ここまでが、MS的には普通のシリーズ。残りの
ジェリド出撃命令
灼熱の追撃
シャアの帰還
ヘルメス迷走・夢幻・エニグマ
で、作者が勝手にでっち上げたであろう、MS群に出会うことが出来る。
あ、でも消えたNTガンダムのガンダムも、コアブロックシステム搭載してるからオリジナルだ。

ジェリド出撃は、ジェリドが一人でアラスカ基地を攻撃してこいという命令を受けるマップ移動式のゲームになってるんだけど、ガンタンクホバー、ドミンゴ、ブリザードドム、ドゥラ、ナスホルン、ドラッヘ、グスタフ、ザラマンダー、もうガラパゴス諸島並みに独自的なMSや戦車戦闘機しか出てこない。

後半では、アムロとシャアの戦闘パターンを植え付けた強化人間という、別の数ある外伝でもガンダムWでも出てくる、割と使われやすいパターンの敵が出てくる。

でも、ジェリド出撃命令で一番印象に残っているのは、カイとヤザンが出てくるパラグラフで、それはゲームに使われることのないパラグラフなんだけど、そんなのが存在しているのって割とホラーだよね。

ジェリド出撃で、唐突に出てきた、ジェリドの思い出の中の人物にルリアというのがいました。出す意味がまるで無いと思った。そのルリアという名前は灼熱の追撃にも出てきて、作者が同じなので同一人物なのかなと思ったけど。

シャアの帰還は逆襲のシャアの少し前にあたる。英題がフェイタルシスターズなので、シャアの話じゃないじゃんと思った。ネェルアーガマのブライトと交戦してました。

ガンダムZZのゲームブックは続きもので3冊。この1冊目を読んだ時、これのどこがガンダムなんだと思ったよ。病院から目を覚ました主人公がマフィアの抗争に巻き込まれるだけだったから。

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