機動戦士ガンダム 鉄○隠ぺいの歴史
サプライズプレゼントやりたがる人って思慮に欠けてる感が多いって思ってる。
相手のこと思ってるつもりで相手のスケジュールは無視してる訳だし
月並みな言葉で善意の押しつけだといえる。
人は誤解されると苛立つからサプライズにあたって事前に情報収集するのは最低限必要でしょう。更に、それに対して身構える準備は与えなければいけないと思う。つまりサプライズがあるということを教えても良いと思う。知っていても聞かされた方は十分楽しめるはずだし。
そして、期待を上回るプレゼントが出来てはじめてサプライズ成功というのが受け手にとって理想的な形なんじゃないかって思う。
リマスターで鮮明になっている「機動戦士ガンダム」の映像で汚いままの部分はどこでしょう?
という質問にどれだけの人が、この場面を挙げてくれるだろうか。
実際に聞いたことが無いので分かりませんが、私の中の解答としてはこの場面しかありえません。
この場面は最終回43話の始めの方で、ジオングを見失ってから再戦するまでの間の戦闘シーンです。
鉄人28号らしいメカが後ろを通り過ぎていくので、ここをクリアにするわけにはいかなかったのでしょう。それで、ここだけ変に汚いままなのです。
なんと同じ場面が劇場版にも使われたため、両方に渡って修正が必要な問題が発生している。せっかく劇場用にする時に修正できたのに何故スルーしたのか、もしくは気付かなかっただけなのか分かりません。この場面についての富野監督のコメントは聞いたことが無いはずだ。
鉄人28号らしいメカが出てくるのは43話だけではありません。
35話でジムに紛れる形で初めて出て来て、42話にもそれと同じ絵が使われた上に、それとは別のカットでも別の鉄人らしいメカがいるので、合計4回も画面に映っています。
その中で修正を受けたのはこのカットだけ。ジムに紛れてもいないし、ここまでやってしまうとアウトという判断になるんですね。
ダイターンとライディーンもいるぞ と言いたそうな人が目に浮かびます。
幸いそれらは日本サンライズアニメキャラなわけで。
そういえば「映像が公式」という言葉が迷走して独り歩きしてる感あるけど、未だ拘ってる人は この辺の遊びをどう捉えるんだろう。
本題はここからになりまして、リマスター前の映像は修正されてないからLDだと、まあまあ綺麗に見れるんだよ、と。劇場版の比較研究の成果を是非見て下さい。私の投資と努力が無駄にならないでください。
1番目から2番目で色味が微妙に変わっています。
3番目では彩度が鮮やかになっています。
そして4番目から露骨に画面が暗くなり、物体Xが塗り潰されています。
5番目はDVDですが、縮小されて広い範囲が映るようになっています。
6番目のリマスターの効果は特に大きかったことが分かります。
7番目はブルーレイですが、この大きさだとDVDとの差がありません。
赤い線が意味するのはガンダムの位置です。
一番目の位置から最終的に右にズレているので、画面そのものが右に移動していることが分かります。
そうやって、このままの調子で移動を続け、この先300年後くらいの映像ソフトになれば、もう鉄○が見えなくなっていることでしょう。
結論
一番面積が広く写っているのが特別版DVD
一番鮮明に写っているのが単巻緑ジャケットのLD
おまけ
TV版も比較していた
こっちは画面が左にズレてきてるね。なんでだろうね。見なかったことにしよ。
さらにおまけ
逆襲のシャアの画質比較
先の比較で、大事なのはメディアの種類じゃなく映像のリマスター作業によるところだということが良く分かったはずだ。それではもうひとつ、リマスターによる恩恵を受けたシーンを挙げよう。
LDでもDVDでも色がにじんでよくわからないことになっていた部分が、ブルーレイでは なんとも鮮やかなピンク色を覗かせて・・、
ブルーレイで見るまでチェーンの下着が映っていることに気が付かなかった・・!
逆シャアはブルーレイで見なきゃだな。
*ブルーレイは2008年のものと同一だと思いますが、一応2011年と記載しておきます。スリーブ目当てで再販版だけ買いましたので。
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