【GBA】ガンダムSEED DestinyのUS版の情報
海外のGBAの箱ってでっかいんだなぁ。
「Mobile Suit Gundam Seed Battle Assault」は2004年8月に北米で発売された。
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」は、これをベースに日本向けに発売されたものだ。
なんと日本版では、ゲーム内でポイントを10000溜めることにより北米版をそのまま遊ぶことが可能で、電源を入れたときに、どちらを起動するか選択できる仕様なのだ。
細かい話だけどROM容量は2倍に増えている。
それは良いことなんですけども、北米版から追加したのが日本版なのに、わざわざ北米版で遊ぶ必要があるのだろうか?
その違いを調べてみようと思います。

起動デモは日米で見比べると、構成がそのままでキラとアスランがシンとステラに置き換えられてますね。タイトル画面で日本版だと主題歌の「ignited」が流れるんですけど、北米版はゲームオリジナルのBGMです。

これが北米版のキャラ選択画面
キャラ数は12しかいないので日本版の半分以下。
ガンダムSEED無印のキャラしかいないのが一番わかりやすい違いだ。
SEEDしかいない割にはプロヴィデンスがいなかったりする。
発売時にはアニメ完結してるんだから秘密にする必要もないわけで、変な話ですね。
プロビデンスの登場はアニメ制作中のギリギリの段階で決定したのでネタバレが起こらなかったという逸話があるけど、今回のケースにはそれに当てはまらないだろう。
それとキャラ選択画面で分かる通り、一部のキャラ絵が日本版と違っている。
実はキラとアスランと連合3人組とニコル、ムウが日本版へのリメイクで描き直されている。
シャニのグラフィックがかなり違ったので気付いた。あれは描き直されてもやむなし。
これが北米版のメニュー
選択肢の数は変わらないのだが、「チャレンジモード」が「タイムミリミットモード」、「ショップ」が「パスワード」になっている。
そう、データの保存形式がパスワードオンリーというのが北米版の第二の特徴だ。
それでは各モードについてふれていこう
【ノーマルモード】
北米版のノーマルモードにはストーリーが付いている。
これが北米版(略)
12体の相手と連戦する「ノーマルモード」自体は日本版にも入っているが、北米版では、アニメ冒頭で流れたのと同じような導入の文章と、選択したキャラクター毎の状況説明があって、ちゃんとアニメのストーリーを再現しようとしている。日本版は完全にストーリー仕立てにすることを放棄してしまっている。
で、そのストーリーは原作に忠実に進むので、シャニとか敵側のキャラを選んで最後までクリアした場合、勝負に勝ったはずなのにエネルギー切れだとか言って、負けたものとして進行する。ナレーションで『このあと死んだ』という雑な処理をされた後にスタッフロールだった。
もうちょっと細かく見ていくと、
ノーマルモードの3、7、11、12戦目は、選んだキャラに関係する人物で固定されている。この時の会話が他の相手の時より長めだった。
その会話の中でちょっと特殊だったのが、クルーゼを選んだ時の7戦目の相手がクルーゼだった点。アニメには無かったもう一人のクローンという設定でした。まさか同キャラ対戦にそんな意味を持たせるとは思ってなかったのでセンスを感じた。
そんなクルーゼのストーリーだが、MSがシグーということで、なんと最終戦のはずがヘリオポリスでのストライクとの戦闘。ストーリーをクリアすると、ナレーションで『戦争は始まったばかりである』というまさかの展開となってスタッフロールでした。
ゲーム中にプロヴィデンスが出てこないならラスボスは誰なんだろう?
フリーダムを選んだ場合の最後の相手はというと、カラミティなんです。カラミティを倒した後、やはりナレーションで『このあと"ザフトのMS"により破壊される』と言及されるにもかかわらず、プロヴィデンスは名前すら出て来ないのでありました。
【タイムリミットモード】
日本版にないタイムリミットモード
どういう内容かというと、5分の間連戦し続けて勝利数を競うモードだ。
以上。
日本版と違ってセーブで記録を残せるわけでもないし、特にやる意味はないだろう。日本版で無くなったのもそういうことかと。
【解禁要素】
解禁条件はノーマルモードのクリアしかない。
難易度は問わずクリアしたキャラの数を増やせばいいだけ。
クリアしたキャラには証明として選択画面でオレンジのハロが表示される。
2クリア:シグー
4クリア:レッドフレーム
6クリア:フリーダム
8クリア:ジャスティス
12クリア:ベリーハード(それとオレンジだったハロの色がプリズムになる)
地味ながらクリアしたキャラはセレクト押しながら選択で2Pカラーが使えるようになってた。
日本版だと解禁条件にノーコンティニューだのハード強要やらあったが、こちらにはない。
仮にあったとしたらセーブ機能が無いのでノーマルモードで中断ができないんだけど、まあノーコンティニューを強いられないから困らなかった。
出現させた解禁要素は電源を切った後、パスワードから呼び出すことができる。
パスワードが表示されるタイミングはノーマルモードをクリアした時とサバイバルモードで100勝以上した時。
サバイバル99勝以下では出ない。
つまりパスワードに記録される情報は
ノーマルモードをクリア済みのキャラ
サバイバル100勝達成済みのキャラ
ノーマルモードでのパスワードは、最後に使用したキャラと、その時の難易度の情報も入っていて、再開してみると、カーソル位置が記憶されているのが分かるだろう。それについて意味なんてないが。

北米版のパスワードも日本版で使用できた。そりゃそうだ。
今更だけど北米版のソフトも日本のハードで起動できた。
【細かい仕様の違い】
・全てのモードに難易度選択がある
サバイバルとタイムトライアルとタイムリミットでも難易度を選択することが出来る。
日本版ではこれらのモードでは難易度を選択出来ない。
サバイバルモードだと難易度が上がっていくのが日本版で、北米版ならイージーを選ぶとずっとイージーなので100勝するのが簡単になっている。
・プレイタイムで30秒が選べる
・タイムトライアルの12戦目がフリーダム固定じゃなくてランダム
・サバイバルの順番も全てランダム
【細かい演出の違い】
・まず冒頭で述べた起動デモ、それからタイトル画面の音楽
その起動デモもタイトル画面も北米版でしか使われていない音楽である。
・ストーリー説明時の音楽が存在するのも北米のみ
・各ステージBGMが微妙に変更されてる点
北米アークエンジェル降下→日本未使用
北米デブリベルト→日本未使用
北米プラント内部→日本未使用
北米ジェネシス→日本アークエンジェル降下
北米オーブ→日本プラント内部
北米版のスタッフロールを見ると音楽は
水谷郁・渡辺哲在・藤村宣子の3人
日本版には
水谷郁・渡辺哲在の2人しか載ってなかった。
ということは没になったのは藤村氏の曲ってこと?
同じくディレクターは
カドサカコウジ・アラカワヨウイチの2人だったのに、
日本版では、アラカワヨウイチ1人になっていた。
・これもサウンド面といえるが、声優によるボイスが入ってない
・誰が覚醒しても全員紫色の種割れ演出になる
・ノーマルモードをクリアした後のスタッフロール中にAボタンを押すと回数がカウントされて、押した分だけハロが出て来る。連射機使用で2460回も押せた。けど意味なんてない。
日本版は999回でカウントストップになり、押しただけポイントになったし、ハード以上でないとAボタンに反応しなかった。まあ2000回も押したら指が悪くなるだろう。
・ゲームクリア時の画面にGeneral Unilateral ~ というOS名が表示される。
日本版だと、その部分が空白になっている。それが日本版では違和感だった。ちなみにフリーダムやカラミティやシグーでクリアしてもOS名は変わらない。
・戦闘画面の上に表示される名前が北米がMS名だったのに日本版でキャラ名に統一された。
その都合で北米版はキラが『STRIKE』なのに対してムウは『MWU』である。
え、そんな綴りなの?
・綴りが違うキャラがいる
(日本/北米)
Raww / Rau
Crot / Clotho
Mwu / Mwu (おなじ)
でも北米版ノーマルモードの対戦前で表示されたムウの綴りは『Mu』だった。
・ムウのストライク
今更ですが、北米版でもムウのストライクがいるんですよ。
でもノーマルモードで敵として出てくるだけで、おそらく操作はできない。
LRLRとかそれっぽいコマンドもやってみたけど、使用不可能なんじゃないかな。
無理にムウでノーマルモードを始めたらフリーズしたから。
性能差は超必殺が日本版と同様のフラガ専用になってる。
隠しっぽい扱いなのに その程度の差しか無いっていうのは物足りないと思った。
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