【WSC】ガンダムVol.3 アバオアクー の情報
2作目で上がった難易度が3作目でまた下がる。結構ありがちだと思う。
サターンのガンダム外伝もそうだった。
難しいとやっぱりクレームとして開発者に届いてるんだろうな。
逆に2作目で難易度が下がるパターンもあるけど、同じくらいの難易度を維持しているゲームは とても少ない気がする。それくらいゲームバランスの調整は難しいってこと。
「機動戦士ガンダム VOL.3 -A BAOA QU-」
ワンダースワンカラー
発売日:2002年5月25日
開発会社:アロワナ(後藤D)
ジャンル:シミュレーション・テキストアドベンチャー
ステージ数:13
ステージセレクトあり
セーブ箇所:ひとつ
中断セーブ:ひとつ
拡張機器:前作VOL.1から引継ぎ・ワンダーゲート(実質不要)
資料価値 2
クリア時間 1
クリア難度 2
コンプ難度 3
個人的好き度 2
・31話「強行突破作戦」~43話「脱出」を再現。
ところどころにアムロの行動で選択肢が出る。
アムロの心情の描写がある。今回はサブシナリオでカイミライセイラフラウの心情描写もある。
バッドエンドが少量のイフ要素。
・ほぼ やり直しすることなく、あっさりエンディングまで行った。ゲームバランスの変更で敵機をあっさり撃墜できるのも早くクリアできた要因。分かんないけど2~3時間くらい?
・前作の経験があると拍子抜けするほど簡単にクリアできる難易度。
この時期のアムロが覚醒していて強いのは原作通りだけどね。
・攻略本が存在しないのでコンプ要素のイベント埋めは試行錯誤に時間がかかった。条件が分かっていれば難しいものではない。
・2作目と比べてシステム面で変わったところはそんなにない。
テキスト面では、原作に こんなセリフあったか?と思うことが多くあった。作者のオリジナリティが含まれる部分が多くなった。
ペルガミノみたいな非戦闘員のマイナーキャラが見れるのが地味にうれしい。
【解禁要素】
・サブシナリオ4種類:特定のイベントを見ると出現
31話 10「キャノン出撃」 HP50以下でWBに通信 (カイ追加)
35話 03「ハヤト負傷」(フラウ追加)
35話 04「スレッガー機被弾」(ミライ追加)
38話 09「信頼度イベント」(のはず) (セイラ追加)
それぞれカイ・ミライ・セイラ・フラウ視点のシナリオが読める。オリジナリティという面では期待していいものではない。普通にアニメと同じシーンで心理描写の掘り下げがある程度。
(ワンダーゲートがあれば条件を満たさなくても見れた)
・データ引継ぎ?
熟練度9999になるとEDの後にララァが出て、本体に熟練度データがセーブされる
しかし、このデータに使い道は無い!
ちなみに1作目の熟練度データは上書きされてなくなる。
・イベント鑑賞
イベントを全消化した状態でEDを見るとで「ボーナス」に「チェック」という項目が追加される。
その中身はイベントテストとサウンドテスト。
そして2作目と違ってリセットしても項目は無くならない。
・前作からの引継ぎ
熟練度の引継ぎは1作目から。2作目を買ってない人も安心です。
アムロの3つの熟練度の1/10を引き継ぐ。最大990からスタートになる。
【変更点】
・戦闘関連
チャージ
ENを消費してACTゲージを進められる。
なのでENに余裕があるときは先制攻撃が容易になる。
失敗しがちな防御も成功させやすくなる。
レーダー範囲外からの攻撃をサドンボタンで避けられる
ニュータイプ能力の演出であろう。
後ろから攻撃された時に高確率でボタン入力を求められる。成功すれば回避成功。
これにより敵をレーダーの外に出すリスクが激しく下がった。
どの距離でも武器の種類が変わらない
前作は近距離でタックル、中距離でハンマー、長距離でジャベリンだった。それが全部キックになった。サーベルがクリティカルになればジャベリンで攻撃するが、ハンマーは存在抹消のはず。
タックルがキックに変更
キックの性能は4武装中でアーマーへのダメージが一番大きくて、相手ENにもダメージを与える、超優秀な攻撃。
ララァと精神会話しながらエルメスを蹴り転がしてるのが可笑しかった。
サーベルからENを減らす効果を削除
これは敵も味方もそうなので、敵にハメられ続けることがなくなった。
ビームライフルが一番ダメージが高い。ザコなら割と一撃で倒せる。
バズーカ持ってるステージだとバズーカになる。2丁バズーカ演出もある。
EN回復速度が上がった。
単純に簡単になった。
援護がすごい弱体化した。
援護のうち、「相手の動きを止める」というENを減らす攻撃がなくなった。
弱攻撃と強攻撃しか選べなくなっていて、援護を使うなら自分で攻撃した方が早くて強い。
・戦闘以外の変更点
ステージクリア時にイベントの一覧が出る。
未達成イベントは字が薄くなっていて、表題は全部見ることができるので、それが条件を満たすためのヒントになっている。親切なゲームになった。
ゲームオーバー時の戦果報告で、そのステージに出て来る敵キャラが、そのステージに合わせたヒントをくれる。とても親切なゲームだ。そもそも難しくないのに。
クリア時の戦果報告に出て来るキャラも、ステージ合わせたゲストキャラクターになっていて、バリエーションがあるのが良い。
モスクハンとかテムレイとかに褒めてもらえる。
中断機能の追加
いまさら感が否めない。しかし親切。
【探したイベント】
シリーズで唯一攻略本が出ていないゲームだったので、2chのログを見たり手探りでやったりと、ある意味 真面目に取り組んだ。
そんな中で最後まで見つからずに残ったのが36話のイベントで、自力で見つけるしかなかったので発見した時の喜びはありました。
31話
11「セイラの射撃」 ドムの先制攻撃
09「生き残った者たち」 ビグザムとWBの距離が近いくらいな時間にWBと通信
37話
13「見ているな」 ゲルググ離脱済かつ、HP50以下でヒートになる
38話
03「シャアの攻撃」 レーダー範囲外から攻撃される
40話
06「邪魔というララァ」 ビットの近くでシャアの攻撃を防御
08「接近戦エルメス」 ビットの数を減らしてビットから先制攻撃を受ける
42話
04「ギレンとキシリア」 ジオングの攻撃でHPが70以下くらい
08「血路を開く」 ジオングのHPが減っている状態でガンダムのHPが50以下くらい
【その他感想】
TV版が基本だけど、フラナガンは劇場版のデザインを使用していた。
サイド6に向かう時にアムロとブライトの会話が付け加えられている。ニュータイプがプライベートに突っ込んでくんなってなる。
33話でNTの自覚を持ったアムロ。ちゃんとTVを見返したらこのタイミングなのだろうか?
38話でアムロを探しに来たセイラとの会話が付け加えられている。
TVだと直接会話するシーンは無かった。更にこの後、サイド6でシャアに会った話をセイラにする。ここまでしておいて兄弟関係に気づくのはフェンシングの時。
41話でアムロが見た景色の意味が付け加えられている。
そもそもアムロのビジョンだと思ってなかったので解釈が新鮮で面白かった。
42話ニュータイプの感覚の話。
これもライターの独自解釈でいいのかな?ララァが死んだことでアムロの覚醒が完了したと。
【音楽】
大部分が2作目の流用である。
新録は
ビギニング
めぐりあい
いまはおやすみ
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