【PS3】サイドストーリーズ ミッシングリンクのストーリーまとめ
PS3のサイドストーリーズ用に新規に作られた一年戦争の外伝「ミッシングリンク」。
おおのじゅんじによるコミカライズは単行本4巻構成で、2巻からはゲームの展開から大きく方向転換する。コミック版では年を跨いだ後日談パートが存在しないで一年戦争パートだけでしっかりと完結する。
今回はとりあえずゲームの方のストーリーを紹介する。
ミッシングリンク・スレイヴレイス編
01話「第20機械化混成部隊」/02話「隷属する亡霊ども」
北米の緩衝地帯にある連邦軍の駐屯地。そこは増援部隊が送り込まれる度に壊滅を繰り返しているという激戦地だった。
そこへ新たに増援として送り込まれたのがスレイヴレイス隊である。
現地に到着すると既にジオンの攻撃が始まっていて加勢するスレイブレイス隊。その場にいるジオンを全滅させると守備隊の戦車がスレイヴレイス隊を包囲しはじめる。
先手を打ったのはリッパーのジムで友軍に発砲。すると基地の中に隠れていたザクが姿を現す。この駐屯基地の連邦軍は金と引き換えに味方を売る裏切り者だったのだ。そういった不正に対してスレイヴレイス隊は綱紀の粛正部隊として基地司令部を爆破する。
スレイヴレイス隊のメンバーは皆 犯罪歴があり死罪を免れるために『グレイヴ』の手足となって働いているのだ。しかし『グレイヴ』の正体は誰も知らない。今回の基地司令が反レビル派であったように、レビル将軍側の人間であることは確かなようだ。
コミック版だと1話に相当するエピソードで内容は同じ。2話はジオンサイドで、3話は一気にゲーム版9話の内容へ飛ぶ。
03話「舞台裏の掃除人」
北米の山奥でミデアを待ち伏せしているジオンの部隊がいる。ミデアが通過する前に敵を排除するのが任務。因みにミデアはレビル将軍直々の命令でWBへの補給物資を積んでいるらしいのでマチルダの可能性が高い。
この出撃から新型として陸戦型ガンダムの改造機「スレイヴレイス」が配備されフィクサーが使用する。MSはダイバーが指令書を偽造したことにより手配されたとのこと。
04話「真相は藪の中」
オデッサ作戦前の陽動としてジオン駐屯地を攻撃。しかし作戦の本当の目的はジオンを誘導して後方の友軍部隊と交戦させること。後方部隊の隊長は反レビル派の軍人一族だったために『グレイヴ』の標的となったのだった。
上手く誘い出して戦闘させることに成功したが、ジオンが劣勢になり、スレイヴレイス隊は用意しておいたマゼラトップ砲で隊長機を狙撃。
こうしてまた反レビル派が消えていった。
05話「激突!マルコシアス」
レビル将軍がサウサンプトン基地からワルシャワに向けて移動予定。それに先駆けての露払いが任務内容。目的は施設の破壊。
この戦闘でマルコシアス隊と遭遇。ボマーが単独で施設に潜入して爆破に成功したことで戦闘を中断して引き上げる。イフリートと交戦したリッパーはリベンジを誓う。
この時ダイバーの提供した施設の内部構造の情報には間違いがあったためにボマーの行動が遅れた。予想外の増援のマルコシアス隊のこともあり、ボマーは これがグレイヴの陰謀である可能性を疑う。
この出撃からリッパー用にピクシーが配備されている。
06話「オデッサでの拾い物」
10日後、レビル将軍はワルシャワに到達した。
主力とは合流せずに周辺の採掘施設を襲撃して戦力を分散させることが任務。ここでフィクサーは暗号化された金塊の地図を見つけたと言ってダイバーに解析を任せる。
07話「明日は我が身」
フィクサーがダイバーに渡した嘘情報がグレイヴの手に渡っていないことが確認できたことでダイバーとグレイヴが繋がっているという疑いは晴れた。次の任務はスレイヴレイスと同種の連邦軍機密部隊の殲滅。彼らの親玉は反レビル派で、レビル暗殺命令に従って動いているが本人はそれを知らないようだ。ハイヤーも同じように命令に従い味方を撃って上官から切り捨てられた過去を持つ。
フィクサーは捨て駒にされたパイロットを逃がして、ダイバーには全員戦死したと報告させる。
08話「黄金伝説のはじまり」
フィクサーにはジオン国籍の妻と息子がいる。彼女と連絡を取ろうとしたことでスパイとみなされたのがレイスに配属された原因だった。
次の任務はジオンが放棄したオデッサ鉱山基地で逃げ遅れている戦力の壊滅。フィクサーの命令で この基地に潜入したダイバーは、ジオンが宇宙に持ち出しきれなかった物資を秘匿した場所のリストを記録したデータを持ち出すことに成功する。データはまだ送信されていないので直ぐに回収する必要は無い。
この出撃からボマー用にガンキャノンD型が配備される。
09話「目覚めし第4の騎士」
ジャブローが攻められる危険があるので、周辺の警戒任務にあたる。
そこでマルコシアス隊を含むジオンのMSとの戦闘中に所属不明の蒼いMSの襲撃を受ける。だがスレイヴレイス隊はジオンもペイルライダーも追い返した。ここでブルーの暴走事件が少し話題に出る。
コミック版だと、ここから大きく話が変わる。フィクサーは事前にヴィンセントがマルコシアス隊に所属していることを把握していて、ヴィンセントと交信を交わし協力してペイルライダーを撃退する。その際にスレイヴレイスは大破し、偶然にコクピットの破片がヴィンセントのザクに嵌る。コクピットの破片にヴィンセントの写真が貼ってあったことでフィクサーが自分の父親であることを知る。
それからスレイヴレイス隊はペイルライダーに襲われたことでジャブローを放り出して逃げる選択を取る。次はゲーム版の13話に飛ぶ。
10話「激戦のジャブロー」
ジャブローの対空迎撃を行うビッグトレーの護衛が任務。
戦闘中にアムロのガンダムの活躍を目撃し驚愕。
11話「断ち切られた鎖」
連邦軍とジオン軍の主戦場は宇宙に移り変わり、スレイヴレイス隊の価値も薄くなってきた。
次の任務はサンルイス付近まで敗走したジオン部隊の討伐。アルカンタラのロケット発射場で待ち伏せを行う。
今までの機体はデータ回収のために取り上げられて、代替品としてジムでの出撃となった。目的地で待ち構えていたのは友軍で、味方から攻撃を受けることになる。
しかしフィクサーは事前にハイヤーに指示を出してMSのダミーを送らせていた。本物はハイヤーがオーバーホールを行い近くに用意させていたのだ。MSを受け取り追撃部隊を迎え撃つが、更にペイルライダーも現れてスレイヴレイス隊を追い詰める。
フィクサーとリッパーが時間を稼いでいる間にボマーが発射場を爆破して逃げるチャンスを作った。
爆発を見た連邦軍はスレイヴレイス隊の生死は不明と判断していたけど普通に継続して追われる立場でいる。
各MSのオーバーホール時にジェネレーターに細工が仕掛けられていた事実も確認された。
12話「裏切りと絆」
お尋ね者となったスレイヴレイス隊は北米沿岸基地のミデアを奪取する。全部ダイバーが上手くやった。
ボマーはグレイヴの指示で隊の状況を密告していたことを告白する。しかし前回の出撃でグレイヴからも見捨てられていたことに気付いてフィクサー達に協力することにしたようだ。一度は味方を裏切った彼をフィクサーは仲間として迎える。
13話「逃亡、偽装、そして邂逅」
ダイバーの偽造工作でジオン部隊に成りすまし、キャリフォルニアベースから宇宙に上がる作戦。
ジオンを騙すことはできたが、キャリフォルニアベース奪還を狙う連邦軍と交戦することになる。援護を求めるスレイヴレイス隊のもとに駆け付けたのは因縁深いマルコシアス隊で、偽装がばれてしまう。しかしダグ隊長の判断で協力して貰えることになり一緒に連邦軍を殲滅させる。
この時の会話でザクのパイロットのヴィンセントがトラヴィスの息子だと判明するが自分が父親だとは告げなかった。
14話「切り裂き魔は振り向かない」
例によってダイバーがクラッキングでチャーターしたHLVに乗って宇宙に上がる。連邦軍の激しい攻撃に対してリッパーとダグの二人がHLVの護衛として地上に残った。
コミック版でもスレイヴレイス隊とマルコシアス隊で宇宙へ上がる展開は同じ。ただし場所は北米であってもキャリフォルニアベースとは明言されていない。基地に残されたシャトルを使って宇宙へ上がろうとするところにペイルライダーを乗せたビッグトレーが襲い掛かってくる。そのあとダグとリッパーが地上に残るのも同じ。宇宙に上がってからは全く別の展開になる。
この時、どういう経緯なのかフィクサーの乗機がフルアーマースレイヴレイスになっている。
15話「三途の川も金次第」
スレイヴレイスとマルコシアスの2基のHLVはジオンの回収艦に拾われた。スレイヴレイスはそのまま地球へ再突入し、マルコシアスの乗ってきたHLVをスレイブレイスとして撃墜させてグレイヴに誤認させた。
まずは軍資金が必要だということで地図をもとにお宝を発見。別の連邦軍の協力を得て発見したものだが、分け前の話を切り出すと突然 別のMSから包囲され裏切られてしまう。しかし事前にジオン軍と手を結んでいたトラヴィスは連邦軍の部隊を殲滅させて無事に物資を手に入れた。
16話「蒼き死神は白だった」
次のお宝の回収を行う。
向かった先ではユウがニムバスの乗るHLV発射を阻止すべく戦闘していた。普通に味方と認識されたのでモルモット隊の援護を行う。
ブルーと似ていたことからペイルライダーについて尋ねるとカムラからEXAMを基にオーガスタで開発されたとの情報を得る。
17話「欲望と信念と」
最後にして最大のお宝の在処はアフリカ、エルミター基地。
まさに連邦軍が攻撃を仕掛けているところであった。
金塊を発見し、こっそりと運び出そうとしているところにジオン軍と遭遇。金塊を山分けにする代わりにジオンに協力することで話が付く。
ハイヤーは物資の回収で、今回陸ジムに乗るのはダイバー。
18話「砕かれた墓石」
いよいよグレイヴの正体を確定するために、表向きは民間製薬会社になっているオーガスタの研究施設に向かう。
施設はMSによって防御が固められていた。戦端を開いたのはダイバーの乗るガンダムピクシーだった。
ついには陸戦艇まで出てくるが、同じくグレイヴに不満を抱いていた現地のMSパイロットからの協力も得て施設を制圧。
ここで得たグレイヴの一連の悪行をジーンコリニーに密告。近いうちに軍事法廷に掛けられることだろう。というわけで直接グレイヴと会うことはない。
最後はフランチェスカコロニーでリゾートを楽しむ4人の姿で締め。
ミッシングリンク・マルコシアス編
1話「堕天の魔獣」
マルコシアス隊は7つの小隊で構成された特別競合部隊と呼ばれる大部隊で、若手パイロットの選抜が目的である。
初の実戦任務はブリティッシュ作戦におけるコロニーの護衛。
目標であるジャブローへの投下は失敗したが、コロニーが地球へ落ちる瞬間を目の当たりにする。
コミック版だと、この設定が後々活きてくる。
2話「重力の底、広がる空」
マルコシアスはHLVで地球に降下し、そのままキャリフォルニアベース攻略に参加する。連邦軍は基地から離れた被災地に出向いていたこともあって見事に潜水艦ドックを制圧する。
隊の中には自分の成績を気にするあまり、仲間がやられて喜んだりする者もいた。
3話「この戦いの行方」
2話から少し時間が空いている。戦争は膠着状態が6か月も続いていた。
敵戦車部隊から攻撃を受ける友軍部隊の援護が任務。
実力を認められたヴィンセントに青い陸戦高機動型ザクが渡される。今回の戦闘でも陸上戦艦ビッグトレーを撃破した。
4話「炎の魔神、熱砂に立つ」
中央アジアにおいて木馬が確認された。その木馬へ新型MSを輸送する計画を阻止するのが目的。
MSを輸送する部隊には複数の候補がいて、ひとつはウルフガー隊の担当になっていたというリンク。
ダグ隊長にイフリートが用意された。
この戦闘に置いて初めて連邦軍のMSと対峙して大きな被害を出す。ガンタンクだけでなく陸戦ジムとも戦闘になった。
ちなみにコミック版の2話に相当。
5話「強敵、狂いだした歯車」
前回の戦闘で消耗したマルコシアス隊は再編成の後に5つの小隊に減少した。
イングランド南部に連邦軍が集結中。マルコシアス隊はドーバー海峡防衛部隊の支援に向かう。
ここでスレイヴレイス隊と戦闘になる。防衛目標を破壊され逃げられるが、ピクシーと交戦したダグはフレッドの実力を認める。
6話「切れた蜘蛛の糸」
オデッサ作戦に参加。
外周から敵の予備部隊へのゲリラ戦を行う。後方部隊を狙ったことが裏目に出て連邦軍が温存していたMS部隊と遭遇してしまう。
功を焦って持ち場を離れたことが災いしてセベロは死亡。
7話「遠い宇宙の向こうへ」
マルコシアス隊は3小隊にまで減少。月のグラナダへ撤退する許可を貰う。
脱出用ザンジバルの発進準備が整うまで護衛することに。しかしマクベを乗せたザンジバルはマルコシアス隊を置いて発進してしまう。悲嘆にくれるがユーコン・ウンディーネが救出に来たことで戦場からの離脱に成功する。
8話「マルコシアス再編」
海上の補給基地にて連邦軍とヒマラヤ級と遭遇。
戦闘後、マッドアングラーと合流。
9話「月光に舞う第4の騎士」
マッドアングラーのシャアの計らいで、物資と補充兵を得られた。新たに加わったアンネローゼとアルバートはヴィンセントたちよりさらに若い兵士だった。
ジャブロー侵攻作戦において、ガウ到着前に対空防衛施設の捜索と破壊を行う。
ここでスレイヴレイス隊と遭遇。苦戦を強いられるが、敵味方関係なく攻撃するペイルライダーの介入で隙ができたことで その場を離れ、味方との合流地点まで移動することができた。
10話「魂を喰らう密林」
引続きジャブロー対空防衛施設の破壊を行う。
数が多すぎて砲台を破壊しきれないまま降下作戦の時間が来てしまう。次々にガウが撃墜されていくのを呆然と見つめる。
残ったのはヴィンセント、リベリオ、ギー、アンネローゼ、アルバートの6人。
11話「希望への道程は長く厳しく」
マルコシアス隊は次の合流地点に到達したが、そこに友軍は現れなかった。
戦闘の継続を断念した彼らは、キャリフォルニアベースから月への帰還を試みる。
そのために連邦軍の支配網である山岳地帯を抜ける。
12話「彷徨う亡霊との邂逅」
キャリフォルニアベースには連邦軍の大部隊が集結しつつあった。
連邦のMSから友軍の通信周波数で救援を求めている。罠である可能性も承知のうえで戦力の増強を優先する。
連邦のMSとはスレイヴレイス隊で、そのあとは連邦編の13話と同じ展開だがジオン視点の会話でヴィンセントが庇っていたことが分かる。
戦闘終了後、会話によってトラヴィスはヴィンセントの母の知人であると告げられる。トラヴィス・カークランドという名前を聞いても父だとは思わなかったようだ。
13話「宇宙への帰還」
スレイヴレイス隊の協力によって手配が難しくなっていたHLVを1基譲ってもらえることになる。
そして2隊協力してHLVの発射体制が整うまで基地を防衛。ダグとヴィンセントを残してHLVは無事に発射される。その際にダグはヴィンセントを隊長に任命した。
14話「エース部隊マルコシアス」
レムリア隊のムサイ級戦艦に回収されたマルコシアスはグラナダへの帰還とはいかず、直でソロモンへ向かうことになる。また連邦軍からの追撃を受けているので、こちらから迎撃を仕掛ける。
MS3機だけで敵戦艦を沈めたマルコシアスは賞賛を受け、自分たちがエース部隊であると自覚する。
15話「ソロモンの落日」
ソロモン要塞における敵の迎撃が任務。
アンネローゼはソーラシステムの攻撃を察知してNTっぽい兆しを見せる。
ギーのドムはグラナダから運んだ試作品の超大型ヒート剣を使用して活躍。
ビグザムで出撃するドズルとヴィンセントが会話。マルコシアス隊が戦力として認められていた。
16話「脱出、ローゼの目覚め」
ソロモンから脱出するドロワを支援する。
実はレムリア隊はサイコミュを搭載したビショップの実験部隊だった。直感的に使えると判断したアンネローゼが使用して活躍する。
ガトーとヴィンセントが会話。ソロモンは落ちたが終始一貫志操堅固臥薪嘗胆して次の機会を待つ。ガトーの戦闘を目の当たりにし興奮するギー。
17話「キマイラ、真紅の稲妻」
アバオアクー防衛戦。
ジョニーライデンの計らいでゲルググを受け取ったヴィンセント。有名パイロットと肩を並べて敵戦艦を撃墜する。
喜びも束の間にジョニーライデンと別れた後、アムロのガンダムと遭遇する。怯えるアンネローゼを庇ったアルバートはすれ違いざまにビームサーベル切り抜け攻撃を受けて戦死。名台詞「火が!母さん!」を残す。
アルバートの存在を幸運の象徴のように思っていたアンネローゼは悲しみ意気消沈する。
18話「死との対決、魔獣よ眠れ」
敗戦色濃厚で母艦であるドロスも撃沈する。
脱出部隊と合流しようとするがペイルライダーが立ちはだかった。
リベリオ、ギー、アンネローゼの3機でペイルライダーを拘束しヴィンセントがコクピット付近を貫いて行動不能にする。そのあと爆発が起こって暗転。次のシーンでヴィンセントがペイルライダーのコクピットを覗くと小さな女の子がいて「なんなんだよー」と叫ぶ。
他の3人が映っていないので状況は誤魔化された感じになっている。これはアンネローゼだけが生きてることを誤魔化すためにしたのだと思うが、ペイルライダーの中のクロエが無事なのにリベリオとギーが死んでいたことの説明が欲しい。
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