PS2北米のガンダムゲー
北米でガンダムWが放送されたのが2000年のこと。
そこからガンダムビジネスの海外展開も本格的になってPS2ソフトの供給も目立っていた。
移植の際には英語によるボイスに置き換えられているので同内容のゲームはひとつもない。
ガンダムSEEDの放送日も調べたところ2004年の4月らしい。旬なのでPS2で2本、GBAでも1本、SEED単体のゲームが発売されている。
SDガンダムフォースは日本より早い2003年の9月放送開始でこちらもPS2とGBAで1本ずつ発売されている。
パッケージ絵が大きく違うのは連ジやジオフロ、中でもめぐりあい宇宙はメインのRX78を差し置いてフルバーニアンを載せるという大胆な変更を受けている。現在の相場価格はMS SAGAが一番高くてプレミアム価格になってた。
海外ソフトは背表紙に個性があって良い・・
検証の為に一通りプレイしたけど、内容を知っていると英語が理解できるので教材として使える。
あと決定ボタンはバツなので交互にやると絶対に間違う。
"Mobile Suit Gundam - Journey to Jaburo"
発売日:2001年8月 (8か月遅れ)
文字・音声は英語 (この後も特に注釈を入れないが歌は原音なので日本語である)
容量は700MBくらい増えている。動画の量が増えたため。
・BGMにないものがある
日本版のクリスとシロー登場シーンで流れていた「いつか空に届いて」と「嵐の中で輝いて」が収録されていない。
楽曲使用料が理由にしても下記VHS/DVDのCM内ではしっかり流れている。
・宣伝ムービーが多数追加されている
バトルアサルトのCM
ファーストガンダムの番宣(カミングスーン2001)
ポケットの中の戦争のCM
スターダストメモリーのCM
08MS小隊のCM
ガンダムWエンドレスワルツのCM
・都市マップの看板が実在の雑誌名
Electronic Gaming Monthly
Tips & Tricks
Silicon Mag
Playstation Official Magazine
PSM (100% Independent Playstaiton Magazine)
Next Gen
Expert Gamer X
GAMEPRO
日本版では無地だった。そんでベスト版でガンダムゲーのパッケージになった。
”Mobile Suit Gundam - Zeonic Front”
発売日:2002年1月 (4か月遅れ)
文字・音声は共に英語
容量は1.5GBくらい減っている。理由は分からない。
・ムービー中のテロップ
stage12クリア後のムービー中、日本語だとキャスト名の表記があったが、北米版には文字が出ない。
"Mobile Suit Gundam - The Earth Federation vs. The Principality of Zeon Deluxe"
発売日:2002年9月 (9か月遅れ)
文字・音声は英語
容量は20MBくらい減っている
・通信対戦モードがない
・日本版のミッションモードの名称が"campaign mode"になった
"Mobile Suit Gundam - Encounters in Space"
発売日:2003年12月 (3か月遅れ)
文字・音声は英語
容量は20MBくらい減っている
・前作のセーブデータ引継ぎが無い
日本版にはデータがあると最初からTV版が解禁されるという地味特典があった。
・ネットワーク通信機能がない
鍛えたパイロットのアップロードや機体のダウンロードができた。
・VSモードに追加機体がある
ストライク、イージス、ゴッド、マスター、ウイングゼロ、トールギス3が使用可能
日本版ではダウンロードすれば使えたのだがSEEDの2機は北米版にしかいない。
・ストーリーモードの名称が"White Base"
・サイドストーリーの名称が"Thoroughbred"
・ギャラリーモードではそれぞれ曲名が英訳されているが"realize"が"realization"という英語から英語への変更があった。
"SD Gundam Force - Show Down"
2004年10月 (1か月早い)
文字・音声は英語
容量は日本版の方が多いが1MB未満の誤差
"Mobile Suit Gundam - Gundam vs. Zeta Gundam"
発売日:2005年6月 (6か月遅れ)
文字・音声は英語
容量は300MBくらい増えている
・通信対戦モードが無い
"Mobile Suit Gundam SEED - Never Ending Tomorrow"
発売日:2005年9月 (13か月遅れ)
文字・音声は英語 (ムービー中のテロップが日本語のままだった)
容量は日本版の方が多いが7MBくらいの誤差
・BGMがほとんど別もの
原作アニメの曲は一切流れない。
全てが過去のBEC制ガンダムゲーの曲に差し替えとなっている。当然zipsも差し替え。
ちなみにタイトル画面の曲はコロ落ち。一年戦争系のゲーム出典なので違和感が大きい
・宣伝ムービーの追加
ギャラリーから見れるムービーにガンダムSEEDのDVDトレーラーが追加されている。BGMが原作のものかはよく分からない。
・ムービーの項目が開放済み
本来はショップで購入する「ムービービューアー」が最初から解放されているため商品欄から除外されている。その結果ショップ内のアイテムグラフィックがズレて誤ったものになっている箇所がある。
・使用曲一覧
空欄は終わらない明日が初出
ゲーム初出曲の中でも微妙に原作曲から流用している「マーチ」「エピローグA」などは海外版でも未使用。「海戦」も何故か収録漏れ。
BGM01 | approach march | コロ落ち |
BGM02 | Blade | めぐりあい |
BGM03 | 戦士達の軌跡 | 軌跡 |
BGM04 | 潜み行く者 | ジオフロ |
BGM05 | 戦いの行方 | めぐりあい |
BGM06 | 強行軍 | めぐりあい |
BGM07 | 強行突破 | 軌跡 |
BGM08 | (ジオン軍スタッフロール) | 軌跡 |
BGM09 | 戦いの前触れ | |
BGM10 | (連邦軍スタッフロール) | 軌跡 |
BGM11 | エピローグB | |
BGM12 | VS | |
BGM13 | SEEDSHOP | |
BGM14 | 一年戦争終焉 | めぐりあい |
BGM15 | 追い込まれし獣 | ジオフロ |
BGM16 | サラブレッド | めぐりあい |
BGM17 | 活路はそこに | ジオフロ |
BGM18 | 巨鋼の狩猟場 | 軌跡 |
BGM19 | 決意の進軍 | ジオフロ |
BGM20 | 抵抗戦線 | 軌跡 |
BGM21 | zeonic front | ジオフロ |
BGM22 | 眼前の脅威 | ジオフロ |
BGM23 | 戦場を駆ける狼 | ジオフロ |
BGM24 | 宇宙戦 | |
BGM25 | 地上戦 | |
BGM26 | 鮮烈G05 | めぐりあい |
BGM27 | 激戦 | |
BGM28 | 防衛戦 | |
BGM29 | 決戦 | |
BGM30 | 抵抗戦線 (謎重複) | 軌跡 |
"MS SAGA - a new dawn"
発売日:2006年2月 (8か月遅れ)
容量は日本版の方が多いが2MBくらいの誤差
・タイトルが全然違う
日本版はガンダムトゥルーオデッセイ~失われしGの伝説~で
北米版を訳すとMS伝説~新しい夜明け~になるので原題のニュアンスは失われている。それにガンダムの文字が入っていないのも大きな違い。
・キャラ名がいろいろ違う
トラッシュ→トリスタン
イーチィ→イーオン
ナイアール→ハル
ヴァンガス→ヴァルガス
ハクホウ→リーファン
レンザー→レズナー
・主題歌のボーカルが無い
タイトルデモ/OPで流れるsavage geniusの『take a chance』が打ち込み直したインスト音源に差し替えられている。
・一部にボイスあり
フルボイスではないが、要所のカットシーンに英語の読み上げが入っている。後付けにしてはリップシンクができている。
日本版には一切の読み上げが無かった。
"Dynasty Warriars Gundam 2"
発売日:2009年4月 (4か月遅れ)
文字・音声は英語
容量は800MBくらい減っている
・原作BGMは一切使用されていない
無双シリーズは全てこのパターンなのだが、日本版で原作曲が掛かる場面ではゲームオリジナル曲に差し替えられている。
スタッフロールのムービーではギャラリーに収録されていない前作の楽曲"Each Heroes"で代用されていた。
・BBユニットへのインストール機能がない
ロードが短くなる機能だった
・"Libray"の名称が"Garaly"に変更されてる
完全な新規要素のある「めぐりあい宇宙」は価値あり
ただの感想だけど英語版キャストのチンピラっぽい黒い三連星の演技がマッチしていて良かった。
それと「MS SAGA」も、思ったより若いマリーの声とか太いハスキーなハクホウの声が聞けたのが良かった。
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