電撃Hマガジンの連載企画 ジオンの系譜MSデータファイル
ギレンの野望ジオンの系譜のデータを集めているところで、記事としてまとめたいけどまだ間に合わんので別のこと書く。
ジオンの系譜はPSP版をメインに調べているけど、PSとかDCもあるので苦戦中。
それに1部を終えても第2部があって、2部の状況が3種類あって連邦とジオンで6種類の状況を調べているので苦戦中。
そんな状況の中モチベを維持するためにペースは急ぎすぎないで他のこともやってる。
スキャナー買って雑誌の自炊を始めたんだけど、4000面はスキャンしたのに全然終わる気配がない。
スキャンした雑誌の中に電撃ホビーマガジンがあって、ちょうどジオンの系譜の特集をしていたので取り上げてみる。
「戦況次第でジオンを勝利に導くことも可能なこのゲームは、物語の展開次第で様々なMSVの生産が可能となる。
このifの部分をパワーアップした内容となるこのゲームに登場するMSVをバンダイビデオゲーム事業部公認のデータファイル形式で紹介」
ということで既存モデルの改造もしくはスクラッチビルドでジオンの系譜に出てくるMSを再現しており、機体説明の文章も付いていて面白かった。
そもそも歴史のifの機体で、ゲーム内でも細かい機体解説は載って無いため設定の記述があるというだけで少ない資料として重宝し、ゲーム発売前からの企画なので初出に近い情報としても価値がある。
掲載リスト
1999年
9月ルウム戦役
10月ランバラル
12月ゲルググとギャン
2000年
1月グフ
2月量産型ギャン
3月高機動型ギャン
4月ペズン計画1
5月ペズン計画2
6月ジオンの系譜
7月Zの時代へ
・シャア専用 ザクⅡC型
特になし
・シンM専用 ザクⅡF型
特になし
・ジョニーR専用 ザクⅡF型
特になし
・ドズル専用 ザクⅡ
F型をベースにチューンされた機体。
コクピットはドズルの体格に合わせて容積が拡大された。
ルウム戦役の際にこの機体を駆り三個戦隊のモビルスーツを引き連れて実戦に参加している。
・ガルマ専用ザクⅡFS型
S型が開発されるまでの間、部隊指揮官に与えられたのがFS型。
頭部に搭載された4門の40mmマシンガンは期待されたほどの効果は出なかった。
・ランバラル専用 ザクⅠ
ジオン軍はザクⅠの量産化に先駆けて複数のテストベッドを生産していた。
本来はデータ収集後に廃棄される予定であったが、ポテンシャルの高さから急遽実戦投入が決定されてエース級パイロットに配備される流れとなった。本機体はそのうちの1機であり彼の意見を取り入れた回収が施されている。
前線での使用を考慮した防塵やメンテナンス機能の強化で戦闘力は低下することになるが総合的な戦力の上昇に貢献している。
・ランバラル専用 ドム
環境的に劣悪な地域での戦闘を得意としたランバラルにグフに変わる機体を与え、その戦闘データから局地戦用MSの開発に役立てる意図があり、それこそが後のペズン計画であった。
テストベッドである本機には技術的な試みとして特定の環境に合わせた各種オプション、限定的なステルス能力、新型の熱核ホバーが施されている。
・ランバラル専用ゲルググ
YMS-14は全25機が製造され、各エースパイロット用の改修を受けた後に実戦配備された。
ランバラルのカスタムは野戦指揮官としての長所を伸ばすためのもので、通信能力の強化、生存性の向上が図られている。
大きな特徴はアッガイと同種のレーダー吸収素材が塗料に用いられている点で、ゲリラ戦に対応した隠密性の高い機体になった。
さらにペズン計画によって得られた局地戦のデータをもとに各部パーツのユニット化も推し進められた結果、整備の簡便性、保守性の良さはザクに匹敵するレベルにまで引き上げられている。
・Aガトー専用ゲルググ
主な改修点はビームライフルを高出力なものへと換装したことである。
・Sマツナガ専用 高機動型ゲルググ
総生産数がわずか67機と言われるこのB型は、わずかな例外を除いて当時生存していたエースパイロットに与えられたが、シンマツナガは特別な改修を行わず、基本能力を若干強化しただけである。これは彼がオールラウンダーであることを証明するエピソードであるといえよう。
・量産型ギャン
頭部センサーが簡易型に変更された。
専用のビームサーベルはジオン・連邦両軍の量産MSを通じて最も出力が高い。
MS統合計画によってビームライフルを装備する計画が進められていた。
・高機動型ギャン
主な変更点は加速性を増加するバックパック。各部にアポジモーターを増設している。
本機専用に開発された高出力ジェネレーターによってビームサーベルより強力なビームランスの使用が可能になっている。
この機体は一年戦争終結までに67機が生産された。
・ギャンキャノン
高機動型ギャンを砲撃仕様に改修したMS。
肩部に炸薬式のキャノン、前腕部にロケットランチャーを装備。
誘爆の危険性が指摘された火器内蔵型シールドを廃止したうえで、機体装甲の増加が施されている。
ギャン特有の白兵能力を備えているため自衛能力が高く、支援部隊の兵士からは歓迎されたという。
・マクベ専用グフ
改修は外装のみで性能は量産機と大差のないものとなっている。
ベースとなった機体はランバラルに予備パーツとして送られる予定だったもの。
それをマクベ自身がオデッサ防衛の名目で接収。指揮官機として改修を行ったのだが実戦に出ることは無かった。
オデッサ陥落後に連邦軍に接収されたとも言われるが定かではない。
・飛行試験型グフ
特になし
・重装型グフ
特になし
・グフ
特になし
・グフカスタム
汎用性が高くなった本機は各地に配備されることになったのだが、多くのパイロットはMS-09へと乗り換えたようである。
・シャア専用ギャン
スラスター推力の増加とジェネレーターの換装によってビームサーベルの威力も上がった。
稼働時間や操縦性は低下しているがシャアの操縦能力であれば問題は無かった。
・Aガトー専用ギャン
ビームサーベルは出力強化された反面、使用時間が極端に短くなったため扱いづらくなっているが
ガトーの状況判断能力により性能を活かすことができた。
・ランバラル専用ギャン
野戦指揮官として活躍するランバラルに合わせ
稼働時間の延長および索敵能力の強化がここなわれている。
アポジモーターをできるだけ効率的になるよう配置され、さらに武器管制OSは特別仕様になっている。
その結果ベース機に比べて稼働時間は30%延長した。
・三連星専用高機動型ギャン
主に攻撃力の強化に重点が置かれている。
ジェネレーターの大型化とスラスター推力の増加によって一撃離脱を見据えた調整。
一番の特徴は試験的に搭載された"双方向通信制御システム"
これは超短距離高出力レーザー通信で機体の制御および火器管制を3機同時に行うもので、ジェットストリームアタックがさらに強力になった。
・ジョニーR専用 高機動型ギャン
本来は試験用に作られた機動力のみを追求した実験機であったが、強烈な加速によるGと敏感な追従性の為に実験中の事故が相次いでいた。
放棄されようとしていたこの機体を、当時新型機の受領に訪れていたジョニーライデンが乗りこなしたことで、そのまま彼の乗機になった。
後にパイロット特性に合わせられた主な改修点は実戦に即した装甲の強化と通信機能、索敵機能の付加。
なお、本機は赤い彗星ですら まともに動かすことができなかったと伝えられている。
・Sマツナガ専用 高機動型ギャン
個人カスタムにあたってトータルバランスの向上。
ギャンの弱点とされた長距離射撃戦能力を補うため、両腕のガトリングに高性能炸薬が導入されている。
部隊単位で行動することの多かったシンマツナガならではの強化ポイントとして複数の通信回線が設定されていた。これは通信機能の無効化が著しかったこの時代のMSには珍しいことだった。
オールラウンダーであったパイロットとの相性は悪く目立った戦果は上げられていない。
・アクトザク
マグネットコーティング技術は旧式OSで真価を発揮することができずに終戦を迎えた。
同様の問題は連邦軍にもあったようで、一部のMSに使用されただけだったようだ。
・ギガン
MSの機能を限定することで生産性の向上を狙った。
本機は降下してくるMSを上空で撃墜することが目的。せいぜい移動砲台でしかなかった機体だが
学徒動員パイロットに扱わせる分にはゲルググに乗せるよりも戦力化することに成功した機体ともいえる。
・ガルバルディα
ゲルググの性能を引き出す熟練兵のいないジオンが開発を急がせたのがこのMSである。
本機は高い操縦性を発揮したギャンをベースに、ゲルググと部品の共通化を行っている。
・ヘビーガンダム
MSとしての完成度は低かったが、アレックスや、それ以後のガンダム開発計画に貴重なデータを提供している。
・ペズンドワッジ
駆動系に施された強化処置はマグネットコーティングとして完成する技術の萌芽が見られ、MS技術史に大きな影響を与えた。
・ガッシャ
ズゴックを陸戦機に再設計した機体。のはずだが過程で様々な性能要求が付加された結果、原型機とは異なるフォルムに仕上がった。
地形適応性は高かったが、内部部品が他の機体との共通化がなされておらず量産機としては失敗作。
試作機が1機制作されたのみ。
・キャスバル専用ガンダム
マグネットコーティング処理や、機体の軽量化とスラスター推力の強化が施されているが、ジェネレーターは変更されていないため、火力が若干低下してしまっている。
・ザビ家専用ビグザム
移動能力の低さを補うためにミノフスキークラフトが搭載されている点が大きな違い。
またジェネレーターも高出力のものに換装することでビーム兵器の威力が向上している。
稼働時間はベース機から低下しており10分の戦闘でパゾク1隻分の補給物資が消費されるという。
搭乗者がザビ家の人間ということで非常用の脱出装置や誘爆を防ぐための緩衝材の設置など、ダメージコントロールには最高級の配慮がなされている。
・ティターンズ仕様 ガンダム
連邦から独立して兵力不足に悩んでいたティターンズが兵器の質で補おうとした結果生まれたMS。
マグネットコーティングやリニアシート、後のムーバブルフレームに繋がる技術がふんだんに盛り込まれているが、稼働時間やメンテナンス性に大きな問題を抱えてしまう。さらに旧来のOSではまともに扱えるパイロットも乏しかった。
・ガンダムmk-Ⅱ0号機
コストを度外視したことで第2世代MSにも劣ることのない怪物的なスペックの機体となっている。
生産コストは、この1機でペガサス級戦艦が数隻建造できたとも言われる。
ビームライフルはマゼラン級の主砲に匹敵する反面、命中精度が低い。
稼働時間が短くて操縦性が悪い。
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