144hzという新天地
PCのモニターを買い替えた。
モデルはdellのs2421。
買ったのは今年の6月で、きっかけは10年程使ってたモニターで画面焼けが見受けられるようになった。そろそろ使えなくなるかな?という危機感を受けて保険として早めに対処するべきだなと思ってたらサマーセールやってたんで買っておいた。
それから半年の月日が流れ、旧モニターは現役活動中。画面焼けも長時間つかえば薄く焼け付く程度なので、交換するに至らず新しいモニターはベンチを温めている。そしたらもうオータムセールが始まっていた。
これはもうタイミングを考えてる場合じゃないなと思ったし、新しいモニターに期待していた60hzと144hzの違いを体感したいなということで昨日 切り替えを実行に移した。モニターにはリフレッシュレートというものがあって、これは1秒間に画面を描画する回数のことだ。
1秒60フレームで動くゲームを144回刻みで描画してもゲーム画面は60回しか切り替わらないというのがシンプルな理屈だ。ところが実際にモニターを変えるとプレイヤー(私)の対応速度は早くなっていた。
その検証の前に1回、私の失敗談を聞いて。
使ってるPCのモデルはHPのTG01。
背面が写真の通り
今まではモニターをVGAケーブルで接続していたけど、最新のモニターにはVGA端子がそもそもない。それでHDMIケーブルで繋いだら何も映らなくて困惑した。結論を言ってしまうと、ダミー端子にケーブルを差していた。赤丸で囲んだ部分にはHDMIと書いてあるけど機能していない。キャップしてあるものね。
正解はこっちでした。だって新品のPCをセッティングするのと違って上から狭い隙間を覗き込んで端子穴を探ってる状況なんで、そりゃ99%の人が間違うよね。
モニターを交換したらPC側の設定で60hzから144hzに変更する必要あり。
モニターをいじっても144hzにはなりません。
あとケーブルによってもリフレッシュレートの上限が決まっている。
HDMIは現状3種類あって120hz、144hz、240hzまで出るものがある。
それではリフレッシュレートを切り替えられたところで検証結果に移ろうか。
web上の反応速度測定-改というサイトを使用すると数字で出るので分かりやすい。
黄色い丸が表示されたらマウスをクリックするだけの形式だ。決して勘で押さないように。
このテストを60hzと144hzで数回行ったところ
平均0.238から平均0.210まで早くなった。
その差は0.028秒
これを60フレームのゲームに置き換えると1フレームは0.017秒なので
1フレーム以上2フレーム未満の変化と取れて、デジタルの世界に中間はないので1フレーム早くなるというのが私の結論。
凄そうな言葉に言い換えると、今までより1フレーム先の未来が見えるようになった。
次にストリートファイター5で遊んでみる。
これにも違いが実感できた。
今まで実戦レベルではなかった「中脚払いを出した後すぐ次のコマンドを途中まで入力し、攻撃がヒットした時だけ最後のボタンを押す」=「中脚ヒット確認」がすんなりとできた。
たかが1フレームで ここまで有利不利が出るゲームなんだなと改めて格闘ゲームのハードルの高さを感じずにはいられない。
環境の向上に味を占めてランクマをやったけど対空の精度も上がったように感じたので勝率は上がるだろうと期待が持てた。その代わりに当然のことながらタイミングが今までとズレてるのでコンボのミスが起こる。これは新環境に慣れるしかないし、慣れるなら早いうちが良い。とか言って来年にはストリートファイター6が出るので、PCでプレイする予定の人にはモニターへの買い替えにはいい時期なんじゃないでしょうか。
最新のモニターでは240hz、それいじょうに360hzが出せるモニターも出ているようだ。144hzで劇的な変化があったのだから、これらも試してみたくはなるものの、私は物持ちが良いのであと10年は買い替えることはないだろう(完)。
ちなみにスト5のグラフィックボードで最適な設定(アプリ別)があるので記述しておく。
低遅延モードon
垂直同期off
電源管理モード最大化を優先
| Permalink | 0
Comments