【PS3】ヘビーレインの感想
「Heavy Rain (ヘビーレイン)」は2010年にPS3で出た3Dアドベンチャーゲーム
開発はフランスのクアンティックドリーム社で、このHeavy Rainの後にも「Beyond」「Detroit」といった同系統のアドベンチャーゲームを続けてリリースしている。知名度的に そちらの方を先に知った人も多いかもしれない。
「Heavy Rain」はPS4でリマスターが出て、2020年にはsteamでも発売されている。
でも私のプレイ環境はPS3だ。PS3には「Rain」というSCE開発のタイトルもあるので混同しないように注意して欲しい。
ちなみに妙なサブタイトルが付いてるのは日本版で追加されたものでオリジナルにはない。
それと、後で知ったが日本版ではセクシャルなシーンに規制が入っているようだ。steamでも日本から購入すると日本版になるだろう。
クリア時間は8~9時間
話が暗いので、おススメ度合いは5点中3点
ストーリーの内容は別としてゲーム自体はとても良く作り込まれている
このゲームは一言で言うとちょいちょい操作できる映画だ。
アメリカのとある都市で連続殺人事件が発生。被害者は全員子供。イーサンの息子もまた犯人によって誘拐され、殺害までの短い猶予が与えられる。彼は息子を救い出せるのか、という内容のミステリー アンド サスペンスドラマ。
そう言ってしまえば話の中身はシンプルなのだが、操作キャラが4人いる。すなわち4つの違った視点から語られることでストーリーに広がりを感じることができた。操作キャラの特権として、それぞれの人物が一人の時には葛藤を覗かせることもあり、人物設定に深みが出る。4人もいれば誰か一人くらい気に入るだろうというメタ的な利点もある。ちなみに操作キャラは自分で選ぶのではなく シナリオに沿って自動で切り替わっていく。その4人に面識はないけれど同じ事件の真相を追っているため、途中で出会うこともあるだろう。
時には真相から遠ざけるようなシーンを挟みプレイヤーを惑わせつつも、ジリジリと核心に迫る様に、私は先の展開を渇望してプレイ意欲を誘われた。
そのストーリー構成は映画さながらに起伏をはらみ、次から次にショッキングな状況が訪れ、緊張感の漂う展開でプレイヤーを惹き付ける。
それらはカーチェイスアクションであったり、殴り合いのシーンは飽きるくらい何度もあったり、あの手この手で命の危機にさらされたし、女性のシャワーシーンやベッドシーンのような分かりやすい盛り上がりどころがあって、普通に映画用のスクリプトを準備してきたような印象を受けた。
*命の危機の一例
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