【PS2】ジェネレーションオブC.E.の情報 その2 EXTRAステージ
EXTRAステージの内容は原作にはなかったifストーリーになっている。
戦闘中の行動によって次のステージが分岐して、最終的に4ステージ目で6種類のエンディングに辿り着く。
ただ変な仕様があって
1回エンディングを見た後だと、他の分岐に進むことはできてもステージクリア後のイベントが省略されてしまって、初回以降はエンディングが見れないようになっていた。もし全てのエンディングを見たい場合はEXTRA初プレイ時のセーブデータを取っておく必要があるわけだ。
細かい捕捉として、分岐の途中だとステージセレクト時に現分岐のステージしか選べなくなるがex1だけはいつでも選べて、ex1をやり直すと新しく始めた分岐に上書きされる。全ステージをクリアすることでいつでも全ステージを選べるようになると関係なくなる。
ifストーリーの内容は割とシンプルで、イベントで喋るのは だいたいシン。アスランが話に絡んでこない。
●EX1 秩序と混乱
ジブリールは戦略MSデストロイで街を破壊しながらベルリンまで侵攻
デュランダルはミネルバを向かわせるが戦力はインパルス1機のみ
デストロイ破壊のためシンは営倉での謹慎から解かれる
ミネルバが到着すると既にフリーダムがデストロイと交戦中であった
2aデストロイのHPを0:ステラを守れずに後悔するシン
2bフリーダムのHPを0:フリーダムの撤退後、ミネルバがタンホイザーを撃ってステラ共々デストロイを撃破
どちらにしろシンはステラを守れなかったと悔やむ
●EX2b 飛散する翼
ステラを救えなかったシンは更なる力を求め続ける
先の破壊行為を受けてデュランダルはロゴスを非難する演説を行う
大衆はデュランダルに傾き、ジブリールは次第に追い詰められていく
その一方でプラント本国はミネルバにアークエンジェル討伐を命令
そしてステラの復讐に燃えるシンはフリーダムの撃墜に成功
アークエンジェル共々葬り去った
オーブの権力者もストライクルージュで出撃してしれっと戦死している
3cへ
●EX3c 歌姫たちの声
続いてミネルバに下った命令はミーアをプラント本国まで護衛する任務であった
ミーアはローラシア級に乗り込み、これにミネルバが同行する形だ
ザフト軍基地から宇宙へ上がると
本物のラクス率いるエターナル、クサナギが待ち伏せていた
これを見越しての護衛任務だったようで、その場でラクスを攻撃するよう命じられ戦闘になる
その戦闘を伺う2機のMSがいた
何者かから監視の依頼を受けたサーペントテールの二人だ
仕掛けてくる気は無いがどうする
4cサーペントテールを撃墜しない:監視の任務を終えると何もせずに去っていく
デュランダルからの特命でMSを預かっていたことを思い出したミーアからデスティニーを受け取る
4dサーペントテールのHPを0:敵を全滅させた後、宙域に現れたジンから奇襲を受け混乱するタリアたち
ひとまずレイを護衛に付けてミーアを先行させる
●EX4c 一条の炎
追い詰められたジブリールは月基地の戦力をプラントに向かわせて最終決戦に臨む
プラントからは距離が離れているミネルバは手薄になった月基地への攻撃命令を実行する
奇襲に成功したミネルバであったが
守備隊のモーガンシュバリエからある提案を持ちかけられる
プラントへ向かった部隊は核攻撃を仕掛けるつもりでいる
いますぐ阻止に向かうのであれば攻撃はしないと
慎重に考えたタリアは基地攻撃を続行
月基地にはネオやスティングも配備されていたのだが、これを破り基地を制圧できた
一息ついたところで、地球に向けて発射されるジェネシスの光を確認
呆然と見つめるミネルバクルー
それから2日経った今も本国から処遇の一切も送られてこないが一体どうなっているのだろうか・・end
●EX4d 女神の最後
ジンの襲撃に関して軍本部に状況を問いただしても望む答えは得られなかった
代わりに連合軍月基地への侵攻を命じられたタリアは不審に思いつつも命令に従う
不安は的中
月基地では連合軍の待ち伏せによりミネルバを包囲するよう布陣が組まれていた
ネオの話ではミネルバは連合軍に売られたということらしい
デストロイを5機も擁する部隊を相手にするわけにもいかず
配置の手薄な箇所から戦線離脱を狙う
そこへザフト軍のMSが道をふさぐようにして出現
デスティニーを譲り受けたレイがシンの前に立ちはだかるのだった
ミネルバが包囲網を脱した後、プラント本国では最終決戦が行われるのだが
ザフト軍、地球連合軍が互いに決定打となる戦力を月基地に置いていたため戦況が膠着する
ジブリールは一時撤退するものの戦闘は長期化し、今も慢性的な戦闘を繰り返している・・end
●EX2a もうひとつの運命
ステラを守れなかったシンはより強い力を求めるようになる
デュランダルは全世界に向けてロゴスが戦争の根源であると宣言する
人々はデュランダルを支持しロゴスは解体されるが
盟主であるジブリールは宇宙へと逃げた
後が無くなったジブリールに対して警戒を強めるデュランダルはシンに決戦兵器デスティニーを託し追撃を命じる
最短で宇宙へ上がるためギガフロートを利用することにしたミネルバ
そこで連合軍と戦闘になるがデスティニーの力で圧倒するシン
そこへ所属不明のMS2機が現れるがただ様子を伺っているだけ
彼等はサーペントテール
マルキオ導師から依頼を受けてミネルバのモラルを計っていた
3aサーペントテールを撃破しない:ミネルバがかつてのアークエンジェルになるかもしれないと呟いて去っていく
3bサーペントテールのHP0:誰彼構わず攻撃を仕掛けるミネルバを危険分子とみなしギガフロートを爆破させる
●EX3a 神の言葉
マスドライバーで宇宙へと上がったミネルバは多数の連合艦と合流するジブリールの座乗艦を補足することができた
それを聞くやシンは自分の力を驕り独断で先行出撃する
焦るジブリールは残りのロゴスのメンバーを待たずに月基地への退避を急がせる
連合軍には増援の艦隊がいることを察知する中、仕掛けてしまった以上はミネルバはシンの後を追う
4aガーティルー撃墜:ついにジブリールを討ち取ると残りの連合艦隊は引き上げていった
4bジブリールを取り逃がす:増援艦隊が盾になり形勢が逆転してしまいミネルバは本国まで帰還
●EX4a 蘇える光
ロゴスが解体されたことで平和が訪れるかに思えたが
デュランダルは連合軍にも牙を向ける
戦争が無くならない原因は連合軍にあるとする演説を終えるとネオジェネシスを月面基地に向ける
連合首脳は和平を訴えるが、一部のブルーコスモスがネオジェネシスに総攻撃を仕掛け
最後の決戦が始まるのだった
ジェネシスを止めるため、この戦いにAAも参加
ゲーム中では語られないところでAAに移動していたアスラン
ミリアリアを気に掛けるディアッカも軍を脱走してAA側に付く
プラントを守る決断をしたイザークはディアッカと敵対する
連合軍もアークエンジェルも殲滅させ
ジェネシスの発射で宇宙から連合軍の姿はいなくなる
地球でも大衆がデュランダルの側に付き、世界はザフトの管理下となっていく
ただしジェネシスは常に地球に向けられているのだ・・end
●EX3b 女神と天使
ギガフロートを破壊されたため
別のマスドライバー施設のあるザフト軍基地を目指すミネルバ
その最中シンは力だけでは守りたいものを守れないのではと揺らいでいた
一方ミネルバの動向を掴んだ連合軍は大量のザムザザーとゲルズゲーを投入して妨害
突如戦場にAAが現れるとミネルバの力は必要になると言って共同戦線を申し出るのだった
キラの話ではこのルートだとアスランはまだミネルバにいる模様
4b 9ターン以内に全滅:別々に宇宙へ上がるミネルバとアークエンジェル
自分の出した答えにひとり納得するシン
アークエンジェルはラクスたちと合流
4c 10ターン以上かけた:イベント内容は同じ
●EX4b 重なる明日
月基地まで逃げ切ることに成功したジブリールはプラントに対して核武装した部隊を差し向ける
ミネルバもプラント本国へ帰還して全面対決に備える
地球と直線状に部隊を展開してジェネシスを撃たせまいとしたジブリールだったが
デュランダルは正当防衛だとして地球への被害を無視する姿勢を見せる
この戦いを止めるためにラクスたちが両者の戦いに介入
ED2:ジブリールの戦死
総崩れとなり残った連合軍は敗走
ロゴスは完全消滅し、プラントと地球連合は和平条約を結ぶ
調印式にはカガリも同席し、世界は平和に向けて歩んでいくのであった・・
ED3:16ターン目を迎える
ネオジェネシスの発射によって戦争はプラントの勝利に終わった
地球は壊滅的な被害を被りデュランダルは世界中から非難を買って現政権は解散する
以後何百年と混迷の時代が続くことになる・・
ED4:核ミサイルがプラントに命中
デュランダルと半数以上の国民を失ったプラントは地球連合に降伏する
ジブリールは降伏を受け入れずにプラントの殲滅を掲げ虐殺を続けるのであった・・
【総括】
原作との比較をした時
ステラがデストロイで暴走し、インパルスでフリーダムを倒すところまでは細かいセリフも一致しているので、この辺までの情報は渡っていただろう。
その後はデュランダルの演説によってジブリールが月基地まで逃げるのだが、そのダイダロス基地にレクイエム砲が無いことは大きな差だと思う。なのでifとはいえ連合がプラントを攻撃する手段が核ミサイルなのは芸がないなと感じる部分。ステージ4dの状況なんてまさに決戦兵器がないから膠着したというシナリオで要塞メサイアも存在していない。
3/4の終着点はジブリールの率いる連合艦隊とプラントの総力戦でバリエーションに乏しいが、ジブリールを月基地に到着する前に倒せるルートがあって、そこだとデュランダルがやたら攻撃的なので、Dプランという言葉が無いだけで一番アニメに近いのかなと思う。
あと気になったのはアスランの脱走イベントがないので最後までミネルバにいる扱いになっていて、唯一の例外の4aではジャスティス+ミーティアに搭乗してラクス軍に参加している。キラにはストライクフリーダムが用意されているが、この機体についての言及はない。
どのルートも視点は完全にシンで一貫していて、AA側で何が起こったのかは説明されない。
最後までキラが仲間になる展開はなくて、3bでは加勢してくれるけど、その後は結局3軍扱いで倒すべき存在であることは変わらない。
あと3bでシンの中で何かが変わった描写があったのにそこが消化不良なまま。
2bの特徴はインパルスに負けたキラが普通に死ぬという展開で、続く3cでもラクスが普通に死ぬけど、結局最後はジブリールとデュランダルの戦いなので対局に影響がないので面白みが無かった。
4dの特徴はレイがシンの敵になるという展開で、原作でもレイがデュランダルの駒のように演出されていたのは否めない。しかし最後にデュランダルに手を掛けるのがレイだというのをゲーム制作側は流石に予想できなかったろう。
あの時デスティニーはミーアの艦にあったわけだが、そこでシンに渡らなかったのはやはり忘れていて渡さなかった訳ではないからだろう。
エンディングのほとんどが後味の悪い終わり方で、唯一救いがあるのが両者が和解する4bのエンディング2となっている。それでも個人レベルでの描写が無くて物足りない。シンとキラとかアスランがどういう結末を迎えたのかはifでも知りたかったところ。
ゲーム的な話をするとスティングはデストロイに搭乗しているが余り物のカオスが存在するのでネオが搭乗している。ちょうどガンポッドを装備しているから暁が登場しなかったらネオがカオスに乗る展開もありそうではある。ほかにもバルトフェルドがガイアに乗らない違いもある。
敵MSはハイペリオンやプロヴィデンスが複数いてモブキャラが乗っていたりする。
デスティニーとストライクフリーダムには陽電子リフレクターが備わっているのはゲーム的には有難い
ビームシールドはおろか物理盾も持っていないのは情報規制があったのかもしれない
| Permalink | 0
Comments