3ヶ月ぶりくらいにアニメ見たけどやっぱ面白れー。
新規は14本くらいに絞ってそこから10本見ることに決定。
とりあえず3話まで見た感想
「僕だけがいない街」は3話まで見るつもりが8話まで一気に見た。それだけ続きが気になる作りだった。
台詞が好みで、主人公の語りが多い。殺人犯を探すミステリー仕立てなストーリーだけに、作画の動きは重要じゃないんだけど、パースやカメラ位置で面白い画面はたくさんあった。アニメにする意味は薄いんじゃないかと思ったけど、映像としてセンスがある。8話「私邪魔?」の時の台詞の間なんかもそうだし、顔芸が多いのもアニメ的表現だ。
お話は主人公がタイムリープする系。本作の特徴は主人公の記憶だけが過去に戻るという点。自由にリープできる訳じゃなく、少ないチャンスでやるべきことをしなければいけない。小学生の出来る範囲でアクションを起こし、フラグを構築していく。そういうところにゲーム性を感じて、この先も楽しみなアニメ。
「灰と幻想のグリムガル」はオンラインRPGのような世界が舞台のファンタジー。これが2番目に面白かった。A-1がすごいのか、もしくは私がA-1好きすぎだ。
といっても両方原作付きなんだから、そこはA-1がすごいのか分からんけどね。
RPGの世界に飛ばされるという展開はラノベにありがちで見飽きたけど、本作の主人公は、どうやら現実の世界から飛ばされたようなんだけど、現実での記憶が無いから、飛ばされたこともあやふやな点が特徴。何か目的がある訳でもないので、生計を立てなければいけないから6人でパーティーを組んでゴブリンと戦うところからスタートする。そして1話掛けてゴブリン1匹倒せないという、ヒーロー性を排した作りになっているのが、ある意味リアリティがあって好感が持てた。あとサブタイトルがウィズなとこも好き。その意味する所は、戦闘は死と隣り合わせだというシビアな現実だろう。我々が遊んでいるゲームでザコ敵と戦っていても実際に戦うのはゲームの中のキャラだけど、これは違うんだという演出意図があまりに強く、メッセージ性のあるアニメなんだなと痛感した。
6人パーティーで戦うという点では、作画的には混戦になって手間が掛かっている。それでも動きは並み以上だと思った。殺伐としてる訳じゃなく、賑やかし用のキャラもいて、女キャラはところどころエロい。お風呂イベントで女を映さない程度の節操があるのも、媚びてない感じがして好き。違う所で勝負できる自信の表れ。色彩が良いのもポイント。
「この素晴らしい世界に祝福を」が3番手であとは順不同。
これも↑で挙げたファンタジー世界に飛んでく系ではあるが、ギャグアニメとして面白い。主人公以外女キャラでハーレムアニメの側面を持ちながら、その全員がボケキャラなので、主人公がツッコミに回って漫才するような内容だった。ボケキャラらしく、主人公以外は非常識で灰汁が強く、ドM盾、爆発魔と、キャラ立ちしている。その中でも女神の残念さは面白くて、違う宗派の神官にお金を恵んでもらう展開は泣けた。ギャグアニメながら、モンスターとの戦闘シーンもあって、動きは十分良いし、キャラデザも好き。ジャイアントトード戦なんかは、テンドンを重ねて尺を取りながらも、実際に倒す所をカットしてたのでテンポがすごく良かった。この先、魔王を倒すという目的があるが、アニメ中で、どこまで話が進むのかが心配。
「だがしかし」
ギャグアニメ。かなりエロ押し。舞台が駄菓子屋で、メンコして遊んでたりしてたので食に関する話ってわけでもないようだ。話の中身はほとんどなくて、それゆえに展開が予想外の方向に飛んでいくのが面白い。そういう点では飽きずに見れた。パロディに走ることもあって、2話のガンダムOP再現は再現性高い。力の入れようがおかしかった。
「ハルチカ」
テンプレで始まる掴みは弱くて、把握するまで楽しみ方が分からない導入だった。だってこれ吹奏楽部の根性学園モノだと思うじゃん。実際の所「氷菓」のような日常型のミステリーだった。こっちは1話完結で短くまとまってるのが良い。主人公の女の子はバカ可愛いく、演出が面白くてコメディチックな雰囲気で進む。3話まで毎回謎解きがあった訳だけど、そのトリックがとにかく複雑で、解決しても、「やられたーその手があったかー」とはならなかった。ハルとチカ2人のやり取りは楽しい。吹奏楽と謎解き、この融合で見せたいシナリオは何なのか興味がある。パタリロのエピソードは笑った。
「魔法少女なんてもういい」
5分アニメ。主人公が常識人で王道っぽいけどギャグものだから今後崩れていくのだろうか注目したい。百合っぽい子が気になる。
「無彩限の」
京アニの映像表現レベルは高い。表現方法が多彩で丁寧で、光の反射も遠近感の出し方も上手。露骨なエロ押しと中二台詞は嫌い。シナリオも中二。
全てのアニメがこのレベルに達して欲しいとさえ思う。
メインヒロインが武闘派なので、戦闘シーンだけで十分楽しめた。竜巻地獄車みたいな絵柄もあって画面が賑やか。
「PSO2」
ゲーム世界に入るアニメが多い様な気がするけど、これは普通にゲームをしているアニメだった。ゲームに初めて触れる所がスタートで、主人公が先輩や友人に指導してもらいながら上達していくアニメ。PSO2というか、MMORPGの宣伝のような内容になっていた。ゲーム世界では別人格のアバターが喋っているときに、ふとリアルに場面が切り替わって、狭い部屋で会話していて、テンションの違い演出が面白かった3話。自分の正体を隠すために主人公に説教したいのを堪えて何を言うべきなのかを頭の中で逡巡させる生徒会長が面白かった2話。
「小麦ちゃんR」
久々の新作だけど、小麦ちゃんのノリってこうだったなーと懐かしく楽しめた。どうでもいい台詞や単語のチョイスがいちいち面白い。キャストが違うのは、まあまあ違和感だけど、あの母親の今後の活躍に期待してしまう。歌うだけのライブシーンは3dポリゴンモデルだ。2次元のデザインを3次元にするべきじゃない。
「Dimension W」
20年後の未来SF。そこまで硬派にSFはやってないけど、新しいエネルギーが見つかってなんやかんやっていう導入。OPで梅津で見ごたえあったけど、EDまでもがよく動いてた。主人公がワイヤーアクションを使う、空間的な作画が見ごたえある。
ヒロインはロボットで、ロボ特有のズレた会話みたいなのが可愛い。トイレ使用中に開けられるハプニングは笑えた。「ソルティレイ」に近いんじゃないかな。